凧師のひとり言

江戸角凧に魅せられて40数年。東京生まれ!江戸っ子? 実は三代続いていないので「東京っ子」かな? 千葉県九十九里に在住。

凧絵を描く 2.『墨入れ』  ぼかし・べた塗り

2010年07月19日 | 凧の制作
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墨の線描きが終わると 『ぼかし』 と 『べた塗り』 に入る。
『鯉金』 は鯉を黒で描きたいので、墨の部分が多い。



鯉の頭部分を墨で塗る。 『ぼかし』 の技法を使う。
『ぼかし』 はいくつかの方法があるが、ここで使ったのは刷毛の半分に墨を入れ、
反対側に水を含ませて一回でぼかす。
『ぼかし』 を使わず、縁を白く残しても良いが、使った方が仕上がりはきれいだ。



縁をぼかして中を墨で塗る。












鱗は夏毛の刷毛で刷毛線を残して描く。
後で薄墨を入れた時にこの線が生きてくる。










































すべての鱗に墨が入り、だいぶ雰囲気は出てきた。
この後、薄墨を入れるが、墨を乾かすために一日寝かせる。

今日の作業はここまで。
つづきはまた明日。


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