凧師のひとり言

江戸角凧に魅せられて40数年。東京生まれ!江戸っ子? 実は三代続いていないので「東京っ子」かな? 千葉県九十九里に在住。

江戸凧保存会・テレビの取材 (Interview for the TV program)

2011年11月27日 | 取材

今日テレビ番組の取材があった。

打ち合わせ中。 Preparation for the TV interview

 

午前中は凧の製作工程を私の工房で撮る。 (at my kite studio)

 

ライティングの準備。 (Lighting)

 

 

準備OK!

 

 

 

 

 

S

 

江戸凧保存会が江戸角凧を揚げているところを撮りたいと言う訳で

いつもの凧揚げ場、白子の古所海岸へ。 

(filming the Edo-kite flying at the Frusho beach, Shirako, Chiba )

 

お知らせしておいたので、粋な半被姿で江戸凧保存会会員達・・・集合。

五十嵐会長・・・遠くからお疲れ様でございます。

会長の八尺江戸角凧 『波兎』。

 

 

でも・・・風が・・・ない・・・・・ (No wind today....)

 

風待ち! (waiting for the wind...)

 

のぼり--江戸凧保存会-- 

(Banner of the Edo-kite Preservation Society)

 

風が無く・・・凧揚げの撮影・・・できず・・・。 残念!

でも、どうしても江戸角が揚がっている画が欲しいのだそうだ・・・

そこで、保存会会員が以前撮った個人ビデオを使うという事に決定!

本日の撮影・・・修了 (finish today... )

皆様・・・お疲れさまでした。

 

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出版されました!作り方の本。『まるごと/たこ/凧/カイト』 土岐幹男 編著 (いかだ社)

2011年11月21日 | 凧の本

話をいただいてから、一年弱かかりました。

比較的手に入りやすい材料の

障子紙  竹ひご で作る 凧の本

凧は骨が重要なんです。

買ってきた竹ひごは、ほとんど加工しなくても使えます。

表紙です。    裏表紙。  The book jacket.

"Kite making Book" by MIKIO TOKI.  This book is hot off the press!

『まるごと たこ 凧 カイト』 kids 工作 BOOK

土岐幹男 編著   (いかだ社)   ¥1,575(税込)

全国の本屋さん、インターネットでも買えます。

クリック⇒ amazon     クリック⇒ 紀伊国屋書店    クリック⇒ hontoネットストアー 

どんな凧ができるの???

 ・・・カラーページをご紹介。

 

おまけのページ。    Edo-kites I made. (from the book)

        

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江戸角凧の取材

2011年11月16日 | 凧の制作

先日、“わんだふるオーナーズ 『ニッポンのたからもの』” と言う小冊子の取材があった。

取材の日が雨だったため凧揚げの写真が撮れなかった。

どうしても揚げてる写真が欲しいという事で、再度撮りに来たと言う訳だ。

1月号なので、こちらとしても正月らしい凧を揚げたいと思い、

急きょ、四尺(1.2m)の 『大入り干支凧』 を仕上げることにした。

取材と言うのは時間が無く、またその日、必ず良い風が吹くとは限らない。

・風が弱くても揚がる軽い凧、

・あまり小さくない凧、

・組み立てに時間がかからない凧

と言うのが理想なのだ。

江戸角凧は糸目が長い。大きい凧は36m~50m位の糸目が付けてある。

凧は糸目の元からそれだけ遠くに揚がる。

写真に撮ると、せっかくの大きい凧も小さくなってしまう。

その点、四尺位の凧は、張り込みにすれば、組み立て時間が無いし、

糸目の長さも24m位なので、そこそこ大きく撮れるのではないかと思ったのだ。

まずは軽い事が第一なのだが・・・。

 

出来上がった 『大入り干支凧』 に糸目をつける。

今回は凧が小さいので、脚立に固定して糸目付けをすることに!

 

凧をさかさまにして糸目付けをすければ、付け終わった時、糸目の中心がほぼ合う。

糸目と同じ位置に穴をあけた皮の目板(めいた)を通して糸を付ける。

目板とは、糸目板(いとめいた)の事で、昔はこれを板で作った。多分その名残りだろう。

板は割れる事もあり、最近は皮を使う。

目板を通すことで、手元でその糸が、凧のどこの糸だかわかる。

江戸角凧は、糸目が長いので、揚げながら糸目調節をする。

そのために、目板は必要なのだ。

 

糸目の長さは24m。 数が14本なので、凧と糸目の元まで7往復で終わる。

合計168m 歩けば 終わり。(笑)

 

糸目の元へ糸を結び、24m 糸を出して凧に付ける。

今度は、凧に糸を結んで、24m 糸を出して元へ結ぶ。

この繰り返しだ。

 

最後の1本を付ける。

 

出来上がり。

 

 

凧が軽いので、簡単な軽い『うなり』を作った。

『うなり』の作りは伝統的。 昔の作り方だ。

所要時間は30分で完成。 (笑)

「凧」の重さと「うなり」の重さは、バランスが大事。

 

 

長さ1m57cmの篠竹一本を使用。

篠竹の元の太い方を削ってバランスをとり、フィルムのテープを張る。

籐(とう)をを鳴らすにはかなり薄く裂かなければならないので、今回はフィルムテープを使う。

 

テープを糸で縛って引っかける。

 

これで準備はOK!

 

撮影班到着。

早速 白子の海岸へ! 天気好し! 風はまあまあ・・・チョット弱い・・かな?

 

凧を準備する。

 

 

初揚げなので、糸目を調整。

 

糸が新しいので、凧に引っ張られて いくらでも伸びる。

だから、何度も調節が必要だ。

強い風で数時間揚げると、糸が伸びきって もう伸びなくなる。

 

糸目の元から狙うカメラマン。

 

う~ん・・・・まあまあ・・かな?

『うなり』の長さは ちょうど良かったようだ。

 

 

雲がイイ! 

 

取材の日は天気が一番 心配。

 

スタッフ 「う~ん!イイ画(え)だ!」

これにて修了。

  

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竹を割る

2011年11月08日 | 凧の制作

採って来た竹を四つ割りにして乾かす。

まず、半分に割り、またその半分に割って四つ割りに。

 

 

一回で四つ割り、六つ割り、八つ割りができる工具もあるが、

これはこれで、コツが居る。

私は使わない。

 

節をそろえて使いたいので、バラバラにならないように

紐で結えて乾かす。

この状態で、半年以上乾かさないと、凧の骨として使えない。

 

 

一通り割って終わってから、こんなものを作って見た。

そう “竹とんぼ”

若い世代は作り方を知らない。 

でも教えればできる。

1本目より、2本目、2本目より 3本目。

作るごとにだんだん上手くなる。

大人4人で童心に帰って・・・。

 

こんなのは見たことがあるだろうか?

 

棒に巻きつけた紐を引っ張って、その力で棒を回し、羽根だけを飛ばす。

 

昔、良く作ったものだ・・・まだ手が覚えてる。

 

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竹採り

2011年11月07日 | 凧の制作

今年の竹採りはいつもの年より少し遅くなった。

本の原稿を書かなければならなかったし、

アメリカ出張がいつもより一週間ずれたためだ・・・。

毎年のことながら、竹採りは我が家にとってはチョットしたイベントなのだ。

今年はお手伝いが4人来てくれた。

お土産に持ってきてくれたドーナツ。クリスマスバージョン?

 

いつもの魚屋さんから、前夜祭用に用意した刺身・・・。

飲み会はビールから。

芋焼酎。

鹿児島の『伊佐錦』。初めて買ってみた。

料理もいろいろあったのですが・・・

食べるの、飲むのが忙しくて・・・

写真が在りません・・・

 

メキシコのテキーラ "Centenario" 4人で空けてしまった。

共通の友人が今年、彼の57歳の誕生日一週間前に

脳内出血で逝ってしまった・・・。

彼が大好きだったこのテキーラ・・・。

これ、彼が作ったテキーラを飲むためのショットグラス・・・。

皆で彼を思い出しながら、このショットグラスで呑んだ。

"Centenario" が無くなったので

アメリカの友達からもらった テキーラ。

 

 

イスラエルから買ってきた “アラック”と言う酒。

みんなには不人気だったので、一杯でおしまい。

 

みんな朝3:00過ぎまで呑んでいたそうだ。

私は早く寝たようだ・・・覚えてない・・・(笑)

次の日 8:00。私は予約したトラックをとりにレンタカーやへ。

トラックと常用車の2台で竹林へ。

まだ、昨日の酒が残っていたのか・・・

カメラも忘れ・・・写真が・・・撮れない。

そうだ・・・と思い出して、携帯で・・・。

もっと早く気が付けば良かったのだが・・・

 

 

トラックへ積んで家へ。

 

まずはトラックから竹を降ろして、レンタカーを返しに行き、

ラーメン屋で腹ごしらえ。

 

 

採ってきた竹は皆に手伝ってもらい、四つ割りに。

 

 

 

 

 

 

 

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