Those Were The Days of My Life

I will send you to The Path of Nevermore...
2度と戻れない過去への招待状

FLEETWOOD MAC ’80

2005-12-07 18:02:59 | Live 1980-1984
1980年2月3日&5日、日本武道館でフリートウッド・マックのライヴを観た。
この来日公演のことは当時のサークル会報に書いてあった
あらためて読んでみて、自分がいかにスティーヴィーに魅せられていたかを思い出した。
今フリートウッド・マックの曲を聴いてもそれほど「幻想的」だとは思わないのだが、確かにライヴはスティーヴィーの存在によって「幻想的」だった、かも


1977年12月の来日公演から約2年ぶり。
構成は'77年の時とあまり変わらなかったが、アルバム「牙(タスク)」からの曲も加わり、約2時間、幻想の世界を展開してくれた。
ミック・フリートウッドのドラミングはマック・サウンドの要といってもいいほどの存在感。
ジョン・マクヴィーは目立たない存在だが、ミックの唸るようなドラムを少しやわらげ、サウンド全体を落ち着かせる役目を引き受けていた。
リンジー・バッキンガムはヘア・スタイルを変え、やたら攻撃的な弾き方をしていた。
リンジーを見て、ニューアルバムの「牙」というタイトルも納得。
クリスティン・マクヴィーは歌が上手い!
落ち着いた大人の女性といった風情で、幻想的なサウンドの源・キーボードを操っていた。
そしてスティーヴィー・ニックス...白いドレスの上に黒、白、赤などのシフォンを纏ってステージを舞う彼女はまるで幻想の世界から抜け出てきた妖精のよう。
黒を纏って歌った「Dreams」では誘惑的な魔女...
真っ白のシフォンに身を包んだ「Rhiannon」...ライトを浴びた彼女は銀色に輝いて、さながら月の精...
赤いシフォンに赤い薔薇...「Sara」では薔薇の精...
そうかと思うと「Landslide」では黒いベルベットのジャケットに黒い帽子をかぶり、恋する少女のように「私は変わるのが怖い...大人になるのが怖い」と歌う。
女心を歌いあげる大人の女性クリスティンとは対照的に、人間臭さのないスティーヴィーの歌い方。
まぁ、悪く言えば下手なのだが...このまま変わらずに「妖精」のままでいて欲しい。

セットリストは以下の通り(自分でメモってきたものなので、間違いはご容赦)


1. Say You Love Me
2. The Chain
3. Don't Stop
4. Dreams
5. Oh Well
6. Rhiannon
7. Oh Daddy
8. What Makes You Think You're The One
9. Sara
10. Not That Funny
11. Never Going Back Again
12. Landslide
13. Tusk
14. Angel
15. You Make Lovin' Fun
16. I'm So Afraid
17. World Turning
18. Go Your Own Way
 ~ アンコール ~
19. Sisters Of The Moon
 ~ 2度目のアンコール ~
20. Songbird

-公演日程-
2月 3日(日)、4日(月)、5日(火) 日本武道館
2月 8日(金)  京都会館第一ホール
2月 9日(土)  岐阜市民センター
2月11日(月)  北海道厚生年金会館
2月13日(水)  神奈川県民ホール
2月14日(木)  宮城スポーツセンター
2月16日(土)、17日(日) 大阪フェスティバルホール 


3日は皆おとなしく観ていたが、5日は「Go Your Own Way」からアリーナ総立ちで盛り上がった。
'77年より'80年の来日公演のほうがライヴとしての出来は良かったと思うが、ひとつとても気になった事が...
リンジーがスポットライトを浴びてギターソロを弾いているとき、スティーヴィーがステージの反対側の端まで行って観客を煽ることが度々あった。
当然彼女にもライトが当たり、客の視線は二分されてしまう。
'77年来日時も彼女はリンジーとは反対側に動き一人でゆらゆら踊ってはいたが、わざわざ客にアピールするようなことはせず、その時彼女にスポットライトが当たる事もなかった。
これが何を意味するのか...マックのバンドとしての行く末が心配になった。



フリートウッド・マックはその後もメンバーの脱退や再加入を繰り返しながら、現在もバンドとして活動しているようだ。
スティーヴィーは相変わらずソロ活動にも熱心な様子。
ソロでいいからまた来日して欲しいなぁ


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4 コメント

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感激!素晴しい! (高中正義B)
2009-04-23 17:07:05
はじめまして!
過去を振り返っていて、フリーウッド・マックのライブはいつ行ったのか思い出せないでいたらあなたのブログにたどり着きました。
私は当時名古屋で興行屋のアルバイトをしていて岐阜の会場に行きました。バックステージパスを貰い楽屋に出入り出来た事、好きだった女の子がスティービー・ニックスと同じカーリーヘアーだった事・・
返信する
>高中正義Bさん (koebi)
2009-05-13 21:24:06
ようこそお越しくださいました^^
遅レス大変失礼しました。
コメント承認制にしていたことをすっかり忘れておりました

フリートウッドマック!
懐かしいですね~♪
バックステージに出入りできたなんて羨ましいです。
スティービー・ニックスに会えましたか?
とても背が低くて小柄で、本当に妖精みたいでしたよね♪
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(U+2764ŐU+E3AωŐU+E3A) (ぴぴ)
2013-12-15 11:06:21
80年代 あのビデオクリップは幻想的でした。私もその想い出が共有できるなんてU+203C
大好きでたまにYouTubeで懐かしく 観てます。ダンスがいい~
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ぴぴさん (koebi)
2013-12-18 18:13:18
コメントありがとうございます♪
あの頃のスティーヴィーは本当に妖精みたいに素敵でしたよね。
ドレスの裾をひらひらさせて踊る姿に魅せられました。
で、つい先日。。。YouTubeで直近のスティーヴィーを見てしまいまして。。。ちとショックでした(^^;)
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