この宿を始める何年か前に、
富山発千歳行の飛行機が、確か天候不良のため欠航となり、
どうしても翌日いっぱいには北海道へたどり着きたかった私は、
即JR窓口へ直行し(電話だったか?)、夜行寝台列車のチケット(通常のクラスです)をゲットし、
日本海をその『トワイライトエクスプレス』で走った記憶があります。
別に乗るつもりもなかったので、下調べもなく、
ラウンジで(❓)、映画(ビデオだったかな?)を観て(題名は”よみがえり”かな)、
ごろごろ過ごし、記憶に間違いがなければシャワー室の存在に驚き、、、
今度は心して乗りたい、と思っていたのですが、この3月で引退とは。。。
背もたれが90度の固定式で、すり切れた別珍のような生地でくるまれた座面のある椅子が向き合った席。
油のにおいのする木の床に新聞をひいて、凍ったみかんを食べたり、
プラスティック製の入れ物に入ったお茶を 小さな付属のコップで飲んだり、、、
スーパーとかち(帯広札幌間の特急電車)の車内販売もなくなりました。
ご利用予定の方は要注意ですが、コンビニで事前に購入が当たり前のこの頃でしょうか。
そういえば、『雷鳥』や『しらさぎ』『はくたか』を利用していて頃、
食堂車のエビフライとハンバーグとコーンポタージュ、、、楽しみでした。
ガタコンガタコンのリズムが、いつまでも体の中で揺れる感覚。。
いつかまた。
イージーリビングテラスの前の砂利道の、西側の空、午後5時前。