旅のウンチク

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スーパーカブで旅するタイ北部報告-第4日:3月18日

2014年03月28日 | 旅の風景

 少しばかり二日酔いの朝がやってきて今日はチェンライを離れ、ラオスとの国境の町チェンコンへ向かいます。昨年ラオスへ橋が架かってラオスへの移動が一層容易になったのですが、残念ながらレンタルバイクで国境を越える事はできませんし、第一パスポートを車両保証金代わりにレンタルバイクショップに置いてきているので我々はタイ側だけ。バイクを足にしている事の大きなデメリットです。

 ちなみに今後、このデメリットを除いた企画を計画中。つまりバイクではなくてローカルバスを使ってラオスとタイの2か国またはミャンマーを加えた3カ国をぶらぶらしてみようという訳です。

 朝食を済ませ、最近恒例となっているチェンライの市場のコーヒーを飲んだ後、オイルチェックして荷物を積みこみ、チェンライ市街地を抜けて行きます。ハイウェイ1号と交差してしばらくすると交通量は激減し、そのうち我々だけが道路上視界に入る状況になります。広葉樹林は何となく日本でも見慣れた風景、平地で現れる水田も日本で見かける風景と似ていて日本を走っている錯覚にとらわれそうですが、水田の周辺などに見えるヤシの木がタイを走っている事を思い出させてくれます。

 昨日、いつもより少し早目に給油したため今日は多分チェンコンまでガソリンが持ちません。そこで昼食の際にパヤメンライで給油する事にしました。スーパーカブは燃費は良いのですが同時に燃料タンクの容量が少ないので給油タイミングの全体としての組み立てが重要となってきます。いつもと違うパターンに陥っている今回は調整が必要なのですが、パヤメンライで入れた後、明日チェンセンで給油し、メーサイで早めの給油という暫定的な作戦を考えながら走ります。

 パヤメンライのガソリンスタンドはとても敷地が広く、片隅にはバザールに買い物に来た人たちが数台バイクを停めています。我々も給油のついでにここにバイクを駐車させてもらってしばらくバザールを散策します。私はここでアイスクリームを食べるのを楽しみにしているのですが残念ながら今回はシャーベット屋さんしかいませんでした。アイスの代わりに小さいオレンジを500g購入。

 チェンコンへ向かう途中の昼食は場所を決めていません。毎回スケジュールがかなり異なるのでパヤメンライよりずっと先で食事にする事もありますが、今回はちょうど昼時なのでここで食事にする事にします。

 よさそうなレストランを探しているうちに町を出てしまいました。店はたくさんあるのですが、あまりピンと来ません。町はずれで沢山の人が食事をしているのを見つけて入ってみると、そこは人の家....”どうしたの?”と聞かれたので”食事したい”と言うとお店を指さして教えてくれました。

 チェンコンに到着。メコン河沿いの道に出て少し国境沿いに走った後宿へ向かいます。宿も無事空いていて一安心です。
 
 到着時間が比較的早い事もあって、ここで洗濯する人が多いです。私は下着と靴下を毎日洗濯するのですが、ここではシャツと唯一の長ズボンを洗濯。結局乾かずに翌日濡れたまま着る事もありますが、今回は気温も高いので大丈夫そうです。

 一段落したところでメコン河沿いに散策し、川沿いのお店で暮れていくメコン河と対岸のラオスを眺めながらしばらくビールを飲むのも恒例となりました。この店も”スーパーカブで旅するタイ北部”では恒例の訪問場所となりました。

 町に戻って夕食の後はタイマッサージで今日の疲れを癒してから眠りについたのでありました。



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