旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

スーパーカブで旅するタイ北部Day1=チェンマイ再び

2015年12月02日 | 旅の風景
 11月21日 再びチェンマイへ。

 9月から約2か月半の間をおいて再びチェンマイへ向かうこととなりました。今回はスーパーカブで旅するタイ北部への動向。実は今回、最少催行人数を切ってしまったので普段なら中止するところだったのですが、現地へ出向いて打ち合わせたい事があったのと、私自身の興味から赤字催行を決めました。だから、なんとお客様と二人旅です。
 
 様々な理由でタイ航空を利用することになった今回、成田空港への集合はいつもより3時間ほど早めです。最近、腕時計をしていないことが多い私は昨日荷造りした際に”忘れそうだ”と考えてカメラバッグのベルトに時計を止めておいたのですが、出発直前になって、カメラバッグのインナーバッグだけ持っていくことに気が変わり、インナーバッグをバックパックへ入れて出発したのでした。

 日暮里へ向かう山手線の車内で腕時計をしていない事に気がつきました。添乗員なのに時計無し。とはいえ今の時代、携帯電話にも、ipod Touchにも時計機能はあるので何とかなるでしょう。

 成田空港での集合は参加者1名という事もあって、あっさり完了。搭乗手続きを済ませてもまだまだ時間があります。ゆっくりとビールを飲みながら雑談して過ごします。

 タイ航空バンコク行は若干遅れての出発。それでも乗り継ぎには十分な時間があります。チェンマイへのフライトも20分ほど遅れましたが、いつもと違って夕方の到着。

 この時期、タイ北部はお祭りのシーズンで、空港にもいつにもまして多くの旅行者が歩いています。トゥクトゥクを停めて行き先を告げるといつもの2倍半の金額。もちろん値切ってはみたものの、いつもの2倍で決着がやっとでした。

 昨年9月にも泊まったN.House。一昨年から少しずつ話を進めているタイ北部の山岳少数民族の村をめぐる徒歩ツアーの打合せを行うのが今回の裏目的だったのですが、N.Houseにはガイドも来てくれていました。しかし、この話、なかなか進まないのは打合せしようとすると出てくるタイの焼酎が原因。今回もこちらの意向を話しながら飲むうち酔っぱらってしまい、シャワーを終えたお客さんも加わり、通りかかった同宿のオランダ人女性ツーリストも加わり、結局打合せというより国際飲み会となって、話はまたまたほとんど進まなかったのです。ただ、こちらの意向だけはうまく伝わった風でもあるので、明日と帰国前日にまた話してみることにします。

 タイの焼酎を飲み終えたところで、オランダ人のユーガさん(だったと思います)が席を立ちました。どこへ行くのかN.Houseのおかみさんが尋ねると、サタデーマーケットという話。"あなた方も一緒に行けば?"という事で一緒に行くことになりました。まずはユーガさんの友人のウルグアイ人女性とそのボーイフレンドを迎えに行き、徒歩でサタデーマーケットへ。何となく買い食いしながら雑談するうち、”そういえばバッタ食べたことありますか?”という話にやたら女性2人が乗ってきたので、昨年の記憶をたどって虫料理の屋台へ。そこにあった昆虫全部を盛り合わせにしてもらい、ついでにタガメも2匹。そこまで色々なものを奢ってもらっていたので、お返しにプレゼントしました。タガメにはさすがに抵抗があるようでしたが、ユーガさんだけは興味深々で果敢に挑戦していました。

 食べ疲れ、歩き疲れて帰る事にして引き返し始めたところでカメラのフラッシュのように光が明滅しました。次の瞬間、屋台の電気を引いている電柱のコンセントが光を発しながら煙も発したのです。その現象はすぐに収まったのですが、ウルグアイ人にとっては恐怖体験であったようで、その屋台の前を通って帰る事に躊躇して足が進まない事しばし。他の人が気にせず歩いている状況にようやく帰路に就くことができました。

 帰り道で立ち寄ったバーでビールを数本。他愛のない雑談をしながら時間を忘れて飲んでいたのです。今回は今までと異質。一緒に旅する参加者も、一緒に飲んでいる現地の人も、みな自分より若い人たちです。

 夜も更けて、店を閉める時刻になってそれでも飲んでいる我々は店内へ。店はシャッターを下ろして営業は終了。我々は残りのビールをまだしつこく飲んでいたのですがそこへ警察がやってきました。どうやらタイのバーは営業時間に決まりがあるようで、だからシャッターを下ろした様子。まだ我々が店内にいることがまずかったようですが、店主が説明して事なきを得たようです。

 それを契機に解散。徒歩で各自の宿へ帰って行ったのでありました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿