旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

スーパーカブで旅するタイ北部Day2=Elephant Ride

2015年12月03日 | 旅の風景
11月22日
 スーパーカブで旅するタイ北部の到着翌日はいつも出発準備のために1日チェンマイに滞在します。なんといっても事前に何も手配をしていないのでレンタルバイクの手配をしたり、地図を購入したり、パスポートのコピーをとったり(レンタルバイクの保証金代わりにパスポートを預けてしまうので、ツーリング中の身分証明用にコピーが必要。)そんな作業に充てるためです。
 
 とはいえ、作業は1時間もかかる事はありませんので、そのあとの時間をチェンマイ観光に充てるわけです。

 いつもは日本との時差の関係で6時とか7時に目が覚めるのですが、昨夜の夜遊びが祟って10時頃の起床。コーヒーを飲みながら日記をつけているとゲストハウスの女将、ケイさんが”昨夜はだいぶ飲んだみたいねぇ。ヨーガも起きてこないよ”と....。

 いつもはドイステープを見学に行くことが多いのですが、今回は午後から象に乗りに行くことになっています。昨夜、お客様のリクエストでゲストハウスが手配してくれたものです。さらにそのあとはカントークディナーを予約済み。ここ数年組み合わせることが多くなったタイ古典舞踏を見ながらの夕食です。

 遅めの昼食をとりに出かけてもろもろの作業をこなし、ゲストハウスへ戻るともう昼前です。午後のツアーは13時出発とのことで、12時過ぎたら昼食にしようかと考えているところへ午後ガイドしてくれるチャー氏がやってきて、道路が混雑するので12時30分出発にしたいとのこと。お客さまにはその旨説明したけれど、もちろん、”と言いながら結局なぜか13時出発になってしまうと思いますけどね”と付け加える事も忘れません。

 食事には出かけることが多いのですが、今回はケイさんが”ここで食べていけば”との話なので昼食を注文。それぞれがカオパット(焼き飯)とパッタイ(焼きそば)を注文したのですが、おまけの料理がついてきて、考えてみると町で食べるより安かったかもしれません。

 出発は案の定13時をすっかり回ってから。4WDのハイラックスは遅れを取り戻そうとするかのように激しい走りでチェンマイからどんどん遠ざかります。方角的にチェンマイの西北西へ向かっている様子ですがいつの間にか風景は農村となり、つづら折れの山道となり、細い道になり、最後は4WDとはいえノーマル車でで大丈夫なのか心配になる未舗装路の下りを降りて藁葺き屋根の建物のある施設に到着しました。

 この施設、何だか風景が気持ちよいというか懐かしい感じです。しばらくブラブラ歩いているうちに象が2頭連れられてきました。何だかわからないうちにプラットフォーム用の建物に連れていかれて”さあ乗って”といきなりの話。鞍がついているわけでもなく、手綱があるわけでもなく、一体どこに乗っていいのかもわからないまま。指さされるまま首に跨ると象の首の皮膚が回って転落しそうです。象を驚かせないように象の頭にそっと手を置いて大腿を締めて何とかバランスをとると象使いの指示で象は歩き始めました。

 そのまま、なすがまま象に乗せられて20分ほどでしょうか。川を渡り、周辺の山を抜けて元の場所へぐるりと戻る象体験は何だかわからいまま終了です。その後、象にバナナやウリを与えたり、川で象を洗ったり。日本では考えられない至近距離で象と接することができる貴重な体験ではあるのですが、安全性は不明。日本では許可されないに違いありません。

 帰り道は少し回り道。滝を訪れて軽く水浴びして、地元のレストランへ。ビールを1本。昨夜も飲んでいてタイの焼酎を2本購入。いつもN.Houseのプー氏の焼酎をさんざん飲んでしまっているので1本はお返しです。

 ビールを飲みながら少しゆっくりしすぎたようで、なおかつチャー氏の予想通り道路は混雑。またまた若干乱暴な運転でチェンマイへ。ゲストハウスへ一度戻る時間的余裕がなくなってそのままカントークディナーの会場、オールドチェンマイカルチャーセンターへ送ってもらいました。舞踏は一応すべて見たのですが最後のラムウォンの頃には疲れが出てしまい、少しウトウト。ふと気がつくと終了していました。舞踏の第2部、少数民族の舞踏を見たあと、いつもはサンデーマーケットに立ち寄って帰るのですが、遊び疲れた今回はそのまま帰ってこの日の行動は終了となりました。


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