フェーズ5
WHO(世界保健機関)が新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒レベルを「フェーズ4」から「フェーズ5」へ引き上げた事が大々的に報じられました。ゴールデンウィークと重なっていることもあって、該当地域へ渡航中の方もおられるので少し心配されるところです。
それと同時に、ある程度正しい知識や情報を掴んでおく必要があると感じて、まずは「フェーズ4」とか「フェーズ5」とは、どういう基準なのか調べてみる事にしました。これだけ多くの報道機関が取り上げている事ですから、この基準も当然あちこちで説明されているものと思ったのですが、意外なことにインターネット上には説明が殆ど見当たりませんでした。簡単な説明がなされていたのはYOMIURI ONLINE。
WHOの日本語サイトにも特に説明はみつけられませんでした。結局、WHOのサイト上の英語の説明を読むしかないようです。ということは、フェーズ4とかフェーズ5という区分そのものが、我々一般市民にとってはあまり大きな意味をなすわけではなく、説明する必要をWHOも感じていないのではないかと勘繰りたくなります。
では、私の”微妙”な英語力で翻訳してみましょう。変な所があったら指摘してください。フェーズ4とフェーズ5の違いについて悶々としていた人は今日は”旅のウンチク”を読みにきて特しましたね。
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自然界において、インフルエンザウィルスは動物(特に鳥)の間で流行しています。こういったウィルスは理論上、大流行を引き起こすウイルスに変異する可能性があるのですが、フェーズ1では動物の間で流行しているウィルスの人間への感染が報告されていない状態にあります。
フェーズ2では家畜や野生動物の間で流行しているインフルエンザウィルスが人間に感染した事が確認され、大流行の可能性が考えられる状態にあります。
フェーズ3では動物のウイルス、あるいは動物から人間へ感染すると認められたウィルスが小規模な流行や小さなグループでの人の感染の原因となっているけれど、集団レベルでの流行の原因と考えられる人から人への感染は確認されていない状態。例えば、感染者と、防護措置をとっていない看護者のような密接な接触といった現任で、状況次第で人から人への感染を起す場合があります。しかし、こういった特別な状況での感染は人の間で大流行を起すまでに感染力が強くなったという指標にはならないと考えられる段階。
フェーズ4は動物のインフルエンザウィルスが人から人への感染を起こす性質が確認され、集団レベルの大流行を引き起こす原因となる事が確認された状態。集団レベルでの継続的な大流行が、やがて、世界的大流行を引き起こす可能性を高めます。こういった状況にある国あるいは疑いのある国は直ちにWHOに報告をうべきです。そうすれば、そういった状況にある国々を総合的に評価を行い、世界的大流行の封じ込めへの迅速な対応を行うことが可能となります。フェーズ4は世界的大流行へのリスクが大幅に高まったことを示します。
フェーズ5では、ウイルスの人から人への感染が、WHOの同じ地域区分内における2ヶ国に広がった状況。この段階ではまだ殆どの国では感染は広がっていません。フェーズ5宣言は世界的大流行が迫っているという強いシグナルであり、世界的大流行に備えて組織作りや情報整備を行い、被害の低減に向けての措置を準備する期間であります。
フェーズ6はWHOの定める地域区分の異なる2ヶ国以上にわたって人から人へのウイルスの感染、集団レベルの流行が確認された状態。この状態は、世界的大流行が進行中である事を示します。
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これを翻訳していて気が付いたのは、やはりこれは医療機関や政府機関や自治体などに向けての情報であって、感染が広がる危険性についてのランク分けです。ウイルスそのものの危険性(致死性など)についてはまた別の情報収集が必要なようですので、今後も情報を見守る必要があります。
WHO(世界保健機関)が新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒レベルを「フェーズ4」から「フェーズ5」へ引き上げた事が大々的に報じられました。ゴールデンウィークと重なっていることもあって、該当地域へ渡航中の方もおられるので少し心配されるところです。
それと同時に、ある程度正しい知識や情報を掴んでおく必要があると感じて、まずは「フェーズ4」とか「フェーズ5」とは、どういう基準なのか調べてみる事にしました。これだけ多くの報道機関が取り上げている事ですから、この基準も当然あちこちで説明されているものと思ったのですが、意外なことにインターネット上には説明が殆ど見当たりませんでした。簡単な説明がなされていたのはYOMIURI ONLINE。
WHOの日本語サイトにも特に説明はみつけられませんでした。結局、WHOのサイト上の英語の説明を読むしかないようです。ということは、フェーズ4とかフェーズ5という区分そのものが、我々一般市民にとってはあまり大きな意味をなすわけではなく、説明する必要をWHOも感じていないのではないかと勘繰りたくなります。
では、私の”微妙”な英語力で翻訳してみましょう。変な所があったら指摘してください。フェーズ4とフェーズ5の違いについて悶々としていた人は今日は”旅のウンチク”を読みにきて特しましたね。
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自然界において、インフルエンザウィルスは動物(特に鳥)の間で流行しています。こういったウィルスは理論上、大流行を引き起こすウイルスに変異する可能性があるのですが、フェーズ1では動物の間で流行しているウィルスの人間への感染が報告されていない状態にあります。
フェーズ2では家畜や野生動物の間で流行しているインフルエンザウィルスが人間に感染した事が確認され、大流行の可能性が考えられる状態にあります。
フェーズ3では動物のウイルス、あるいは動物から人間へ感染すると認められたウィルスが小規模な流行や小さなグループでの人の感染の原因となっているけれど、集団レベルでの流行の原因と考えられる人から人への感染は確認されていない状態。例えば、感染者と、防護措置をとっていない看護者のような密接な接触といった現任で、状況次第で人から人への感染を起す場合があります。しかし、こういった特別な状況での感染は人の間で大流行を起すまでに感染力が強くなったという指標にはならないと考えられる段階。
フェーズ4は動物のインフルエンザウィルスが人から人への感染を起こす性質が確認され、集団レベルの大流行を引き起こす原因となる事が確認された状態。集団レベルでの継続的な大流行が、やがて、世界的大流行を引き起こす可能性を高めます。こういった状況にある国あるいは疑いのある国は直ちにWHOに報告をうべきです。そうすれば、そういった状況にある国々を総合的に評価を行い、世界的大流行の封じ込めへの迅速な対応を行うことが可能となります。フェーズ4は世界的大流行へのリスクが大幅に高まったことを示します。
フェーズ5では、ウイルスの人から人への感染が、WHOの同じ地域区分内における2ヶ国に広がった状況。この段階ではまだ殆どの国では感染は広がっていません。フェーズ5宣言は世界的大流行が迫っているという強いシグナルであり、世界的大流行に備えて組織作りや情報整備を行い、被害の低減に向けての措置を準備する期間であります。
フェーズ6はWHOの定める地域区分の異なる2ヶ国以上にわたって人から人へのウイルスの感染、集団レベルの流行が確認された状態。この状態は、世界的大流行が進行中である事を示します。
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これを翻訳していて気が付いたのは、やはりこれは医療機関や政府機関や自治体などに向けての情報であって、感染が広がる危険性についてのランク分けです。ウイルスそのものの危険性(致死性など)についてはまた別の情報収集が必要なようですので、今後も情報を見守る必要があります。
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