スル後悔を選ぶ注意

昨日、○○するか、しないかに迷ったときは”する”を選択した方が良いという事について書いたわけですが、これを実践してみようとすると、それほど単純ではない事に気がつく人もいると思います。

昨日の例にもあげた、”会社を辞める”というのを例にあげると、”会社をやめる”ということを”する”のか、仕事をしないという意味で”しない”を選択したのか、これはその時の状況によって、どちらにも成り得るのです。

そこでもう少し”○○する”を選択するというのはどういう事なのかを考えてみました。その結果見えてきたのは、”○○して後悔する”場合というのは、より”積極的”と思える選択肢を選んだ場合であるという事です。これも少し曖昧なので、もう少し判りやすくすると、”○○を中止する”のは、”する”という言葉がついていても、”しない”に分類されるのだという点に注意が必要だという事かと思います。

たとえば、”仕事がイヤになったので会社を辞める”というのは、”○○しない”に分類されます。表現上はなにかを行動に移しているように見えますが、実際には今やっている"会社で仕事をする”という行動を中止するだけの事ですから、”○○しない”になるわけです。

人は判断に迷ったとき、他人の意見を求めて相談したり、情報を求めたりするでしょう。今ならインターネットで懸命に情報を収集する事もあるかもしれません。情報を懸命に収集した結果、どういうわけか消極的な選択肢を選んでしまっている人が多いように思えるのです。

　○○しなかった事に対する後悔、最近増えていませんか。