貧乏旅行などと呼ばれる旅行の方法があります。世界各地を極力安い交通手段を利用して移動、格安航空券だけを握り締めてその国に降り立ち、街中の移動も極力市バスなどの公共交通機関、宿泊先は安宿を足で探し回り、食事も屋台やカフェテリア等で摂るといったイメージですね。登山用のバックパックを旅行カバン代わりに使うことからバックパッカーなどと呼ばれることもあります。私も昔、そういった方法で海外を意味もなくウロウロしていた人間で、その結果旅行の仕事をしているわけです。・・・私の場合はバックパックじゃなくてショルダーバッグを愛用していたのでショルダーバッカーですね・・・。
こういうスタイルでの旅の魅力は”安いから”とかそういった事ではなく、いろいろな人との出会いと別れではないでしょうか。わけのわからない国で公共の交通機関を利用するわけですから自然と周囲の人たち、例えばバス停にいる人とか、バスに乗り合わせた人とコミュニケーションをとらないと上手く目的地にたどり着く事はできません。安宿でも、ドミトリールーム(相部屋)などを利用するので他の旅行者とのコミュニケーションも自然と発生します。そんな中で次の目的地とする町での宿泊や移動の情報をつかんだり、頻発している犯罪の情報や注意点をつかんだり、あるいは世界で起こっている出来事に関して論じ合ったり、普通にその国を旅するよりも何倍もの人との接点が発生するのです。こればっかりはネットサーフィンでは体験できない体験、私も文章で伝えることのできない体験です。私自身の旅の記憶の殆どがそういった偶然で出会い、別れてきた人たちに関する記憶であり、それが一つの財産だと思っています。
こういったスタイルの旅がお気に入りだった私ですが、歳をとってくると感じ方は違ってくるもので、あるときオーストラリアで久しぶりにドミトリールームに泊まってみたところ、以前ほど楽しく過ごせない自分を意識する事になりました。以前はあんなに楽しかった同室者とのつきあいなどが、いちいち面倒に感じられるようになっていたのです。その後、何人かの同じような旅行経験を持つ人たちとこの話題で話をしたところ、私の周囲では一様に私と同じような体験を語ってくれました。おそらく自分自身のライフスタイルがある程度確立されてしまい、以前のような柔軟性とか、周囲から吸収しようというハングリーさが失せてしまったのでしょうね。自分が柔軟な間にいろいろな体験をしておいてよかったとつくづく感じた次第です。
だから、こういう旅行スタイルは若い人たちの特権。どんどん世界に体当たりでぶつかっていって、いろいろなことを肌で感じてみてください。別に貧乏旅行である必要はありません。意識して周囲に目を向けながら、周囲との接点を保ちながら旅をすれば、普通に旅をしていては見えないものがきっと見えてくるはずです。
こういうスタイルでの旅の魅力は”安いから”とかそういった事ではなく、いろいろな人との出会いと別れではないでしょうか。わけのわからない国で公共の交通機関を利用するわけですから自然と周囲の人たち、例えばバス停にいる人とか、バスに乗り合わせた人とコミュニケーションをとらないと上手く目的地にたどり着く事はできません。安宿でも、ドミトリールーム(相部屋)などを利用するので他の旅行者とのコミュニケーションも自然と発生します。そんな中で次の目的地とする町での宿泊や移動の情報をつかんだり、頻発している犯罪の情報や注意点をつかんだり、あるいは世界で起こっている出来事に関して論じ合ったり、普通にその国を旅するよりも何倍もの人との接点が発生するのです。こればっかりはネットサーフィンでは体験できない体験、私も文章で伝えることのできない体験です。私自身の旅の記憶の殆どがそういった偶然で出会い、別れてきた人たちに関する記憶であり、それが一つの財産だと思っています。
こういったスタイルの旅がお気に入りだった私ですが、歳をとってくると感じ方は違ってくるもので、あるときオーストラリアで久しぶりにドミトリールームに泊まってみたところ、以前ほど楽しく過ごせない自分を意識する事になりました。以前はあんなに楽しかった同室者とのつきあいなどが、いちいち面倒に感じられるようになっていたのです。その後、何人かの同じような旅行経験を持つ人たちとこの話題で話をしたところ、私の周囲では一様に私と同じような体験を語ってくれました。おそらく自分自身のライフスタイルがある程度確立されてしまい、以前のような柔軟性とか、周囲から吸収しようというハングリーさが失せてしまったのでしょうね。自分が柔軟な間にいろいろな体験をしておいてよかったとつくづく感じた次第です。
だから、こういう旅行スタイルは若い人たちの特権。どんどん世界に体当たりでぶつかっていって、いろいろなことを肌で感じてみてください。別に貧乏旅行である必要はありません。意識して周囲に目を向けながら、周囲との接点を保ちながら旅をすれば、普通に旅をしていては見えないものがきっと見えてくるはずです。
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