海辺の町から

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牛乳を飲もう!

2023-01-24 15:51:45 | 日記

  ゴーという強い風の音がしています


道路が凍結する前にと早朝魚市場に出掛けた。
霙のチラつく中 今日の海岸道路は車も少ないだろうと思っていたが
何台もの大型保冷車とすれ違った。眠気覚ましにと助手席に乗り込んで。
帰り道温かな食べ物と温かな飲み物に満たされてホンワカと。

昨晩の「クローズアップ現代」を観ていて辛くなった。
国の政策に翻弄されながら生乳の生産過剰と不足を繰り返し経営を続ければ続けるほど
赤字が増していく現実に 酪農経営を断念する人達が増えている。
元はと言えばウクライナの飼料が滞ってしまったことが世界の食糧事情を変えてしまったのかと思う。
飼料高騰で経営が悪化している酪農家の苦悩を知った。

思えば2014年のバター不足問題があった その時国は生乳の生産を増やすため
補助金を付けて大規模化を促し増産体制へと舵を切った矢先
新型コロナの影響で学校給食が減り 外食諸々需要の落ち込みによって
生乳が生産過剰になった 売れるはずの生乳を廃棄しなければならない酪農家の思い
「生き物は工業製品と違って減らせない」と言っていた経営者の言葉は重く
やむなく乳牛を減らすために生乳を出せる乳牛を食肉に出荷するという苦渋の決断をしていた。
1頭10数万していた仔牛が500円に 魚類養殖をしていた過去が甦ってくる泣くに泣けない現実。

国は国家貿易として外国から13.7万トンの脱脂粉乳やバターを輸入している。
来年には国内酪農家に14万トンの生産調整するようにと言っている。
輸入している分を止めれば国内酪農家にとっては減らさずに済むというのに
顔色窺う国の政策はどちらを向いているのかと言いたい。

私達消費者はこの様な事態を放置せず国内の生乳を使った製品を買うと言うことが
酪農家に少しでも寄り添ってあげられるのではないか。
酪農家の減少は牛乳が当たり前に買えない時代の始まりとならないために
日本の酪農家を減らさないためにも牛乳を飲もう!