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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

小松2

2006年07月02日 23時52分51秒 | 酒場は浮世のパラダイス
今日はでたん稽古 in 錦糸町。先々週にライヴを終えたとこで、比較的静かで落ち着いた感じの稽古が繰り広げられたわけですが、その一方で酒場への熱はヒートアップしてるんである。
そんなわけで、本日の稽古後の酒場は、サッシの立付けが悪いことでも有名な「酒場 小松」。再訪であります。



まず注文したのが、鰤の照り焼き。巷で照り焼きってぇと、照りを出すためのタレがネットリと絡みつくように塗された、味つけの濃いものも多々お見受けしますが、小松の鰤照りは一見ただの焼いた鰤風のそれを口に入れると、仄かに照りの薫りが・・・・てな、なんとも奥ゆかしくも味わい深い逸品なんである。大根卸しとの相性も◎。



そして上の写真が串カツ。これがまたそん所そこらの定食屋でトンカツ喰うより数倍旨い!肉の厚みといい旨みといい、間に挟まれた玉ねぎの熱の通り具合といい、酒もいいけどメシくれ、メシ!と叫びたくなるほどの出来栄え。この酒場、酒場でありながら下戸のヒトでも満足すること間違いなしの喰いもんの充実っぷりなんである。



これは鶏皮炒め。小松的にもお品書きでプッシュしてる一品で、周りの客からの注文も良く出てたんですが、注文連発も納得の味わい。これまたそん所そこらの焼鳥屋の皮串なんぞ想像してたらギャフンと言わされる、歯応え十分の弾力を持った肉厚な鶏皮をニンニク風味のタレで炒めてあり、ビール、ホッピー、酎ハイなど何を呑んでも進むこと進むこと。メシにのっけて掻っ込んでもさぞかし旨かろうな。ジュル。いかん涎が。



最後に注文したのが、先日も喰った子持ちガレイと肉豆腐。子持ちガレイは今日も子がギッシリで、こないだと変わらぬ旨さ。そして肉豆腐!これがまた、そん所そこらのチェーン居酒屋は肉豆腐をメニューから落としたまえと通告したくなるほどの出来栄え。

豆腐はおそらく、煮つける前の仕込みの段でしっかりと重石をして水を切ったんであろうってな感じの程よい固さに仕上がり、器の中で全く煮崩れせずに堂々たる佇まいである。誇り高さすら感じられるドッシリ感である。そしてそんな孤高のキング・豆腐を護衛するかのように、屈強なる厚みを持った肉達が取り囲んでるんである。そこらの居酒屋みたいにペラペラのバラ肉なんかでなく、食べ応えのあるボリューム感なんである。この鉢ひとつとっても、小松の酒場としての素晴らしさが深く理解できるであろうってぇもんだ。

いつもご紹介してる酒場は、比較的「酒場」であることに特化してる感の強いお店も多く、一見すると下戸には敷居が高そうなんであるが、ここ小松は下戸のヒトでも絶対に大満足するに相違なしのお店です。

「酒場とか言ってみたいんだけど、俺の彼女が下戸でさぁ~・・・・・・」

とお嘆きの貴兄!小松はそんなあなたの酒場です。今週末のデートは、錦糸町にキ・マ・リ!