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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

タイ式

2005年12月15日 20時12分44秒 | 関心事
さて、昨日は墨東時代の牛乳に関する疑問を調べたりなんかしたわけですが、今日はタイについて。
墨東エサで開きや煮魚なんかでよく出てた魚に「メダイ」「エボダイ」があったんであるが、これはいったい何の魚だ?てのが、病室一同、みんなわからんかったんである。
最近の子供は切り身の魚ばかり食べているので、生きた魚の姿を知らないことが多いとか何とか言われるが、オトナも知らんのではガキ相手に威張れんではないか。てなことで、よくわかんなかったこの2匹について調べたです。さあ、みんなで威張りましょう。

まずは、エボダイ。墨東ではこんな風な感じで出てました。


これの生きた姿ってか、生きてるとき同様の、開いてない姿がこちら。


でも、本物のエボダイは漁獲量も少なく、価格的には高級魚に属するんだそうで、干物とかで一般に出回っとるのは「マルエボダイ」って魚なんだって。墨東で出てたんは多分こっちでしょうね。


ま、見た目は似たようなもんですな。元が開きなんで、この姿はまあ想像もつき易いっすね。
エボダイはスズキ目イボダイ亜目イボダイ科イボダイ属、イボダイの東京方言での呼び名なんだそうだ。マルエボダイはスズキ目イボダイ亜目オオメメダイ科オオメメダイ属の魚、見た目はかなり似とるけど、別の科なんやね。

で、次にメダイ。墨東ではこんな風な感じで出てました。


切り身なんで、全体像はよくわかりません。全体像はこんな感じ。


うわっ!マズそっ!結構グロテスクな感じの魚なんやなあ。旨かったけど。
成長すると体長1mくらいにはなるんだそうで、釣り魚としては人気なんだそうです。わしは釣りやらないんで全然知りませんでした。
メダイはスズキ目イボダイ亜目メダイ科メダイ属、あれ?この3種の魚は亜目までの分類は全部同じ「イボダイ亜目」に属するんやねえ。
ちなみに、同じイボダイ亜目に属する魚にはマナガツオがあります。これならちょいちょい広島の食卓にも上ってました。
参考までに、全体像はこんな感じ。


で、病室で最も疑問だったのは、「結局こいつらは、いわゆる鯛とはどういう関係なの?あんたら、あの娘のなんなのさ?」てことだったんであるが、いわゆる「鯛」は、正式にはマダイって名前で、分類的にはスズキ目スズキ亜目タイ科マダイ属になるんだそうな。
あれ?同じスズキ目じゃん?近いじゃん?って気がするものの、動物で言えばヒトは霊長目に分類されますが、ワオキツネザルだのアイアイだのと言った、どう見てもヒトと近縁には見えないようなものまで含めて、いわゆるサルは全てこの霊長目に分類されておりますので、まあそんくらいの大枠の括りの中で言えば、どれもこれも鯛の仲間ってことになるみたいっす。ああ、勉強になった。さあ威張ろう。じゃあお祝いの席にはエボダイでもいいってことですね。それは違いますね。それほど近くはないのです。威張り違えないように注意しましょう。


(参考:ワオキツネザル。子供の頃は「ワオ」って随分ふざけた名前だなあと思ってました。)