スモウレスラー

でたん江東支部は墨田区ともほど近く、相撲部屋などが近所にあったりするんである。
んなもんで、支部最寄りのコンビニにはジャージやスウェット姿の若手相撲取りがうろついてたりするんであった。

写真はコンビニで独り黙々とカップ麺を作っている相撲取り。
関取衆が喰うたちゃんこの残りだけでは、腹も空こうと言うもんである。
つらい。
しかし、故郷の北国では、老いた両親と沢山の妹弟たちが、隙間風吹き込む粗末な家で、立派な関取になって戻ってくることを信じて待っている。
つらい。しかし帰れない。ここで頑張るよりほかに、選べる道はないんである。

そんな相撲部屋の厳しさがほのかに漂う後ろ姿を切り取った、味わい深い一枚である。