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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

附子

2011年11月06日 23時59分00秒 | 関心事
今日も今日とてKanother in 渋谷。アピアが碑文谷に移転以来、すっかり渋谷にはご無沙汰なんですが、アピアもないのに何しに渋谷に来てんかってぇと、狂言会観戦。Kanotherツレアイが人間国宝の下で狂言を学んでおり、今日はその発表会なんでした。

とは言え渋谷までやってきたんですから、アピア跡地の匂いがする辺りに足を進めんワケにはいかんではないですか?てなわけで昨年に引き続き、狂言会観戦前にちょっとだけ覗き見に向かってみたんです。みたんですが・・・・・・な、何と!物と!

アピアに向かう道すがら、246を越える歩道橋を降りてすぐのところにあったファミレス「ジョイタイム」が、なんと楽器屋さんに変ってたんでした。ビックリ!でたんライヴ前の腹拵えは「寿し市場」がメインだったんで、こちら渋谷店には何度かしか寄ることはありませんでしたが、ジョイタイムは吉祥寺店もあって、バンド時代のメインフィールドが吉祥寺だった我々的には、ちょいちょいお世話になったお店だったんでした。

吉祥寺のジョイタイムはもう随分前に閉店しており、ここ渋谷店はジョイタイム最後の店舗だったんですが、ついにこちらも閉店・・・・・・寄ることこそ少なかったものの、いつもこの前を「ジョイタイムにも久し振りに行かなきゃなあ・・・・・・」とか思いながらアピアに向かってたワケで、そしてその機会はもう失われてしまったワケで・・・・・・そうか・・・・・・

狂言会観戦前に軽~いショックを受けつつ、久しぶりの渋谷散歩から狂言会会場へ戻った、Kanotherだったんでした。


※ジョイタイム跡地の匂いがする楽器店。矢印方向に階段を下りた先がジョイタイムでした。

ちなみにアピア跡地は昨年の状況と変ってませんでした。一体全体、駐車場なんかにするためにアピアは立ち退いたんかいね?

狂言ヘイズ

2011年11月05日 22時45分00秒 | 関心事
さてさて今日の本所支部ご一行は、大川を越えて飯田橋はトッパンホールへ。何だってぇとツレアイのお誘いで、今日はマーティン・ヘイズ&デニス・カヒルのアイリッシュ・ライヴ観戦なんでした。

このライヴには昨日朝のInter FM"バラカン・モーニング"にゲスト出演していたスウェーデンのトラッドバンド、ヴェーセンも競演。古き良きヨーロッパ?まあ古かったり良かったりなヨーロッパを実体感したワケではないんで、Kanother的に実際のとこは多分解りようもないのかもですが、でもやはりそんな長い時間の蓄積がジンワリと感じられるような、そんな深みのある音でした。スウェーデンの古民族楽器、ニッケルハルパも気持ち良かった!

で、今日のライヴに誘ってくれたツレアイですが、明日は渋谷のセルリアンタワー能楽堂で狂言会"万乃会"に出演です。長い時間の蓄積なら、こちらも室町時代から。決して負けておりやせん。でたんライヴ同様、皆さんのお越しをお待ち申し上げますですよ。

ちなみにツレアイの出番は15時過ぎ、演目は「附子」ってことですよ。夜露詩句ッす。



レーシングサラブレッドサブレ

2011年10月08日 22時08分00秒 | 関心事
先日亡くなってしまったシンボリルドルフをはじめ、ハイセイコー、オグリキャップ、シンボリクリスエス、ディープインパクト等々・・・・・・数々の名馬たちが覇を競った府中競馬場。東京都府中市は、そんな多くの競走馬が集まるサラブレッドのメッカです・・・・・・てな売り文句で地元でお馴染?なのが府中市の創業110年のお菓子の老舗、青木屋さんの「レーシングサラブレッドサブレ」。

この府中市、Kanother的にはツレアイ繋がりで所縁を持っているワケですが、そんな府中にこんな銘菓があっただなんて、つい先日まで知りませんでした。御覧のようにサラブレッドの精悍な?横顔を馬の蹄鉄で囲んだ図案がキュート。上質のバターと卵をふんだんに使った生地のサクサクとした爽やかな食感が、また堪らんのですよ。

競馬観戦土産としては勿論ですが、ちっと変った東京お土産をお探しのあなた!全国にその名を知られる「府中競馬場」をモチーフにしたお菓子なんて、意外と穴馬的で良いとは思いませんか?

通販なんかもやってるみたいですんで、馬好きのあんな方やこんな方へのご贈答などにも如何ですかね?何せお馬さんのメッカですからね。喜ばれると思いますよ。もちろん、ご家庭のお茶受けにも最適なレーシングサラブレッドサブレ、是非一度、お試しあれ!



権兵衛餅

2011年10月06日 20時07分00秒 | 関心事
「平成の大合併」により同じ豊岡市となりましたが、Kanother父方のルーツの合併前の旧町名は、出石町。ちなみに読みは「いずし」です。

但馬の小京都とも呼ばれるこの町、近年は蕎麦で結構有名になったりしてるんですが、そして夏休みなどにチョイチョイ滞在してたりしてたKanother的幼少時にも蕎麦はそれなりに名産だったりしてたんですが、当時は観光客など1人も見かけない、といって過言でないくらいの、ひっそりとした田舎町でした。まあ、今でも田舎ですが。そんな出石の隠れた銘菓が、本日ご紹介のこちら「権兵衛餅」。好きなんすよねぇ、これが。

で、権兵衛っていったい誰なのさってことなんですが、そもそもその昔の出石は出石藩の城下町で、こちらの藩主・仙石家の藩祖として、仙石権兵衛秀久公という方がおられたんだそうです。こちらの方は戦国時代の豪勇の士で豊臣秀吉に仕えて名を挙げ、中でも大阪城内での石川五右衛門の召し取りや小田原攻めで抜群の戦功をおさめたりなんかしており、箱根の「仙石原」ってぇ地名はこの方の名前からつけられてんだそうですよ。

で、そんな仙石秀久公の威徳を讃えて命名されたのが、この『権兵衛餅』ってワケですが、この真っ白で柔らかい餅肌とタップリと入った粒餡が、今も昔もKanotherを虜にして止まないんですよ。嗚呼、こんなこと書いてるとまた喰いたくなってくる。今上陛下が皇太子殿下であった昭和57年の但馬路御行啓の折にはお召し上がりの栄にも浴した湖月堂の「権兵衛餅」。但馬へお越しの際には是非ともご賞味くださいませ。その美味しさ、Kanother的に保証致しますよッ!



九段一茶庵本店

2011年09月27日 23時57分00秒 | 関心事
今日は縁あって首を突っ込まして頂くことになりやした、とある研究会参加のために九段方面へ。

その研究会が夕刻スタートってぇことで、顔合わせも兼ねてまずは食事でも、という主宰者さんのご提案により訪れましたのが、今日ご紹介のこちら「九段一茶庵本店」さん。

Kanother的には全く知らなかったんですが、蕎麦屋の暖簾には、何やら「一茶庵系」的な系譜があるらしく、こちら九段一茶庵さんはその名の通り、その系譜に連なるお店のようです。

てかそもそも一茶庵系って何なのさ?て事なんですが、元々の「一茶庵」てのは明治37年埼玉県に生まれの片倉康雄ってぇおヒトが、21歳の時にわずか一週間の見習い修行だけで新宿に開店した蕎麦屋なんだそうです。

そんな始め方だったもんで、開店当時は客がロクに入りゃしない感じだったりしたそうなんですが、こっからが片倉氏のエラいとこで「だって修行短かったもんね。しゃあないじゃんね。でも、だったらやりながら修行すりゃいいんじゃん?」的な感じで、自分の蕎麦を批判するお客さんの言葉から蕎麦技術改善のヒントを会得していったんだそうですよ。ヤル男だねぇ、全く。

その後、片倉氏考案の「そばとろ(とろろ汁で喰う蕎麦)」が大評判を呼んだのを切っ掛けに、著名な文士や北大路魯山人などとの交流が拡がったことから、蕎麦を素材や道具、器などまでを包括する芸術の域にまで高めた功労者なんだそうです。ほほ~。

Kanother的にはワケ知り顔でウダウダと蘊蓄を語る蕎麦オヤジとかはイマイチ敬遠気味だったりするんで、嗚呼、お前さんがあの手合いを産み出しちまった元凶なのかいと嫌味の一つも言いたくなるところですが、しかしこの蕎麦を喰わされては、そんな嫌味は飲み込まざるを得ませんでした。いやはや、旨いもんは旨い。何だかんだって、旨けりゃ全て帳消しですよ。旨い。文句なしに旨かったす。

今日はKanother的に「そばとろ」を頂いたんですが、冒頭のような事情もあって、不本意ながらノンアル。今度は天ぷらやら鴨やらでジックリ呑んだ後に、改めて「そばとろ」で締める的な感じで来たいのう、と思ったりしたんでした。てなワケで、そんな感じで是非また来よう。うむ。