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Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

家庭菜園作業

2021年07月26日 21時03分58秒 | 家庭菜園

 今日は、一日中、家庭菜園作業をしました。

 作業の主な内容は草取りです。

 もう、2週間近く草取りをしていませんので、畑一面に雑草が伸びてきてしまいました(><)

 ただ、連日、酷暑が続き、なかなか実施の決断がつかなかったのですが、今日は曇りがちとの天気予報でしたので、すかさず行ってきました。

 案の定、朝はカンカン照りでしたが、10時頃からは曇りがちとなり、それほど暑くなくなりました(^_^)

 お陰で、作業もはかどり、畑全体の草取りが終わりました(^-^*)

 


色絵 竜田川図 手塩皿(一対)

2021年07月25日 11時39分46秒 | 古伊万里

 今回は、「色絵 竜田川図 手塩皿(一対)」の紹介です。

 これは、平成11年前に(今から22年前に)、東京の大きな骨董市で見つけたものです。置かれていた場所は大きな所でしたが、見つけ出してきたものは小さなものでした(笑)。

 簡略化された竜田川図が美しく、また、小さなものですので可愛らしくもありましたので気に入りました。それに、良く見ますと、造形的にも、見込み面には捻り文様が陽刻されていて、なかなか手が込んでいる作りになっていることも分かり、その点でも気に入りました(^_^)

 さらに、何よりも私の気を惹きましたのは、器面がツヤ消しのようになっていることでした。一見、素焼きの上に色絵を施したかのように見えたからです。そのため、器面がテカテカ、ギラギラせず、いかにも「食器」という感じがせず、「器」という感じにみえたからです。そのことも気に入って購入に及んだものです。

 今、器の表面を、角度を変えながら光線にかざして見てみますと、かすかに細かな布目跡が見られます。器に釉薬を少し含ませた布を被せることによって器にほんの少量の釉薬を付けるという方法の後に本焼きし、この色絵素地を作ったのでしょうか? 

 それはともかく、この手塩皿も、2011年の東日本大震災で被災し、破片となってしまいました(><) 破片を拾い集め、私が接着剤で貼り付け、なんとか見られるようには復元してあげました(^_^)

 

 

色絵 竜田川図 手塩皿(一対)

 

 

表面

 

 

裏面

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代後期

サ イ ズ : 口径;8.8cm 底径;5.2cm


色絵 山水・人物文 大徳利

2021年07月24日 15時13分19秒 | 古伊万里

 今回は、「色絵 山水・人物文 大徳利」の紹介です。

 これは、平成11年に(今から22年前に)手に入れたものです。

 かなりの大きさで、他を圧倒する迫力があります(^-^*)

 

 

山水文を描いた面

 

 

山水文を描いた面から右に90度回転させた面

 

 

人物文を描いた面(山水文を描いた面の裏面)

 

 

人物文を描いた面から右に90度回転させた面

 

 

口造りから見た内面

鉄分の多い胎土に白化粧掛けして色絵素地を作っていることが分かります。

 

 

底面(高台内二重角福)

 

 

 上の、口造りから見た内面の写真からも分かりますように、これは、かなり鉄分の多い胎土に白化粧掛けをして色絵素地を作っています。染付(呉須)は使用しておりません。そのため、色絵素地はグレーがかったものになっていて、その色絵素地の上に色絵が施されているわけです。

 そのようなことから、私は、どうも、これを、一般的な肥前・有田製と見ることには若干の抵抗を感じるところです。でも、有田周辺の窯、例えば鍋島藩の支藩の蓮池藩の吉田窯で作られたものではないかと思料しているところです(^_^;

 

生 産 地 : 肥前・有田周辺(鍋島藩の支藩の蓮池藩の吉田窯?)

製作年代: 江戸時代前期

サ イ ズ : 口径;5.4cm 胴径;20.0cm 底径;10.5cm 高さ;34.0cm


釉裏紅 草花文 透かし彫筆筒

2021年07月23日 13時59分08秒 | 古伊万里

 今回は、「釉裏紅 草花文 透かし彫筆筒」の紹介です。

 この手の筆筒は、一時、よく、骨董市などに登場しましたが、この筆筒は、なかなかありそうで無いものです。

 一時、骨董市などによく登場してきた筆筒は、ほとんどが江戸後期に作られたものですが、これは、江戸前期に作られたものですし、何と言っても、器の中央に、辰砂と染付を使って草花文が描かれていることです。伊万里で、辰砂を使ったものは非常に珍しいからです。

 

立面

 

 

正面(仮定)

 

 

正面から右に90度回転させた面

 

 

正面から左に90度回転させた面

 

 

正面の裏側面

 

 

側面

 

 

上から見たところ

 

 

底面

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代前期(寛文期)

サ イ ズ : 高さ;10.1cm 幅;6.2cm

 

 

 ところで、これに類似した筆筒が栗田美術館にも収蔵されています。栗田美術館収蔵のものは、我が家の筆筒よりは一回り大きいですが、器の中央に辰砂と染付を使って描かれた草花文の花が1輪になっています。

 次に、その栗田美術館収蔵の筆筒を紹介いたします。

 それは、「伊万里」(栗田英男著 栗田美術館発行)(発行年が不明ですが、栗田美術館足利本館が開館した昭和50年頃に発行されたものと思われます)の図38に登載されています。

 

図38 伊万里釉裏紅草花図格子彫筆筒  h-11cm  d-7cm  寛文(1661~72年)

 

 

  なお、この「釉裏紅 草花文 透かし彫筆筒」につきましては、かつての拙ホームページの「古伊万里への誘い」の中でも既に紹介しているところですが、次に、その紹介文を、参考までに再度掲載いたしますので、ご覧いただければ幸いです。

 

 

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        <古伊万里への誘い>

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*古伊万里ギャラリー25  古伊万里様式釉裏紅草花図透かし彫筆筒(平成14年2月1日登載) 

 

 

 一見、「ああ、よく骨董市で見かけるよ! 3,000円か5,000円で売ってるよ!」などと言われそうである。

 確かに、器形としては、よく骨董市で見かけるもので、珍しくも何ともない。器形だけに満足するなら、このような用途のものは、100円ショップででも購入が可能かもしれない。しかし、そんなところにとどまらないのが骨董であり、美の追求であり、ロマンの遍歴である。

 この筆筒は、その辺の骨董市で3,000円か5,000円で売られているものとは、まず、時代が違うのだ。3,000円か5,000円で売られているものよりは200年程は古いであろう。

 また、この筆筒の見所は、なんといっても、透かし彫りの中央に染付と釉裏紅で草花を描いて染付で囲み、それを四方に配しているところである。なんとも洒落た構成ではないか。しかも、釉裏紅で花を描くなど、古伊万里好きをうならせ、垂涎させる。伊万里には釉裏紅は少なく、珍しいのだ。

 その辺をじっくりと見ていただき、3,000円とか5,000円の物との違いを、篤と味わってもらいたいのである。一見ありそうでいてなかなかないものであり、いわば、玄人好みといえるものであろう。

江戸時代前期   高さ:10.1cm

 

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染付 松竹梅文 小徳利

2021年07月22日 11時58分19秒 | 古伊万里

 今回は、「染付 松竹梅文 小徳利」の紹介です。

 これは、普通、御神酒徳利と言われるものですね。

 そのため、通常は一対で使用されるために、ペアになっている場合が多いですが、残念ながら1本のみです(><)

 

 

正面

 

 

裏面

 

 

底面

 

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代後期

サ イ ズ : 口径;1.6cm 胴径;7.8cm 底径;3.4cm 高さ;13.5cm