今回は、「瑠璃釉 鶴首小徳利」の紹介です。
立面
口縁の半分ほどに欠けがあり、そこは私が補修しました。
でも、その部分は写真には写らないようにしました(笑)
底面
これはちょっと下手ですね。いかにも~~という感じです(~_~;) しかも、総瑠璃ではなく、瑠璃釉は首の部分にしか塗られてなく、釉薬をケチった感じを拭えません(><)
でも、瑠璃釉は、当時は、中国から輸入した高価な呉須をたっぷりと使わなければ出来なかったわけですから、当時としては高価だったその瑠璃釉を、精一杯使っているわけで、「私はこれでも、瑠璃釉なんですよ~~~!」と主張しているように思えて、健気です(^_^)
せいいっぱい背伸びして主張しているところがかわいいですよね! 私は、そんなところに惹かれて購入しました(^-^*)
もっとも、売られていた時は、口造は半分ほど欠け、全体は汚れにまみれ、見るも無残な姿でした(><)
そこで、漂白剤に浸けて汚れを落とし、口造りの欠けは自分なりに補修し、まあまあ見られるようにしてはやりました。しかし、所詮、下手は下手、品格、風格その他から、どうしても格調の高さを感じられないのはやむをえないところかもしれません。
しかし、このように、健気に、一生懸命生きている古伊万里にも拍手を送りたいと思います(^-^*)
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代前期
サ イ ズ: 口径;1.6cm 胴径;7.1cm 底径;5.2cm 高さ;13.5cm