寒冷前線一過、青空秋晴れです。
個人的な事ですが、私も父を亡くしたのが20年前の10月でした。
また、子どもの関係で東大寺にご縁をいただいてもおります。
平成27年には高野山開創1200年を迎えます。

そんななか目に入ったのが、県立博物館で行われている
「高野山麓 祈りのかたち」展です。

高野山上と山下が密接に関わり合い築きあげた高野山麓における重層的な信仰の歴史は、仏像や仏画、仮面などの祈りのかたちとして約300点が展示されています。
仏像や能の仮面など、時代によって表情や着衣の特徴などが異なるそうです。
なにか心が吸い込まれるような展示です。
橋本市からは、東家の妙楽寺で観音菩薩立像も初公開されています。

本堂、山門の修復計画の中で、仏像の調査を依頼したところ、
「高く結い上げた髻(もとどり)、胴がくびれた健康的な体型、膝下の着衣に表された波打つような皺の表現など、奈良時代末期から平安時代初期ごろの特徴」(展示の説明より)と、紀の川筋最古の観音様と判明しました。
和歌山市内と遠いですが、一度足を運ばれてはいかがでしょうか。
11月17、18日は、関西文化の日で無料となります。
12月2日まで9:30~17:00まで(一般800円)


