今朝も寒いといいながら林間田園都市駅へ。
今日はバスの降り場に職員さんがいらっしゃっています。

片手にカウンター、どうやら乗客数の調査のようです。
そういえばJRでも先週から調査されていますね。
昔は、乗客一人ひとりに、乗車駅で調査票をもらい降車駅で渡していた記憶がありますが
自動改札やICカードの導入により変化したのでしょうか?
さて、本題です。
ダブルリコールが成立したのは県内の話ではありませんが興味深い出来事でしたので取り上げました。
舞台は山形県の西桂町です。
昨年6月に町長選が行われ、石田町長が79票差で元町長を破って初当選しました。
有権者数が3700人弱の町ですから、町を2分化した選挙だったのでしょう。
対して町議会は定数10で無投票当選、うち8人が反町長派だそうです。
そう国政同様のねじれ議会です。
そこで降ってわいたのが、町長名で支援者などにウナギが贈られたことが判明しました。
警察も事情聴取を行っていますが、送検はされていないようです。
議会では、この問題を巡って紛糾しているのは容易に想像できます。
町長選挙から1年経過するのを待って、早速リコールの直接請求を求める署名が開始、
続いて町長派の市民は議会の解散を求めて署名が行われる泥試合となりました。
結果、いずれも1/3を超える署名が認められ昨日住民投票が行われました。
町民の答えは、ダブルリコール成立です。
現在の町政の混乱に、ケンカ両成敗といえば聞こえがいいのでしょうが
もっと町民のためにしなくてはいけないことができない現状に退場を命じたというところでしょう。
一見、馬鹿げたようにも見えますが、住民の声が活かされた結果でもあります。
自分たちの立場を守ろう、利権を…など住民の存在を無視した政治へのレッドカードです。
この町だけの問題ではないですよね。


