ベランダ下の歩道を、
乳母車を押した子ともが、
ゆっくりと通っていく。
子どもは、立ち止まり、また、進む。
進んだかと思うと、
また、戻ってくる。
妹か弟を乗せているのだろうか?
ゆっくりと進む。止まって、また、進む。
散歩だろうか、
それとも、
家族で出かける前に、
先に歩道に出て、
親を待っているのだろうか?
隣のマンションの玄関付近に
ずっといる。
こんな状景、昔は良く見たが、
今は、とんと見なくなっていた。
懐かしい状景だ、
それが、
なんかとても微笑ましく思え、
私の心も自然と微笑んだ。
このまま、素敵な詩になっていますね。