今日のニュースで、厚生労働省は、アベノマスクを介護施設に8000万枚配布するという。国民全員に配布されたものと同じものだというが、実際には、ほとんど使われていないものなのだ。街を歩くときに使用する程度ならば、感染予防効果は低くても、見た目にマスクをしているというだけ効用はあるかも知れないが、介護現場では、濃密な接触があるわけで、果たして、介護現場で使うかというと、使われない公算が大きい。
これは、マスクを作ったり、配布したりする業者へ税金が無駄に流れるだけ、税金の無駄遣いだと思う。それに、マスク事情は、以前とは違って、マスク入手が困難な時とは大きく違っている。こんなことに税金を使うよりも、コロナ禍において、介護現場や医療現場が経済的に大きな打撃を受け、倒産する医療施設が出てきている現状を見ると、直接的に経済支援する方に、力を入れるべきだろう。また、九州豪雨災害では、コロナ感染を心配して、県外のボランティアが集まらず、復旧作業がほとんど進んでいない。災害現場に向かうボランティアにPCR検査を実施して、ボランティア活動に伴うコロナ感染の不安を払しょくし、首都圏からも大量のボランティアが行けるようにし、復興を加速するべきだろうと思う。