「困った時はお互い様」    

NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

3月11日以後の世界

2011-06-18 11:24:39 | 原発・放射能
◆6/16東京新聞こちら特報部の記事
(見出し)
子に体調異変じわり  大量の鼻血、下痢、倦怠感
「放射線と関係不明」
原発50キロ 福島・郡山は今↓↓
http://savechild.net/archives/2937.html

◆こども福島情報センター↓↓
http://blog.goo.ne.jp/kodomofukushima
こどもたちを放射能から守りたい!と全国からご声援ご支援を賜りまして、この度、
こども福島情報センター/市民放射能測定所を福島市内に開設する運びとなりました。
(使用目的)市民による食品測定と各種レクチャー、
放射能汚染状況の公開と測定結果の展示、避難・疎開・保養等の情報展示、
健康相談窓口および防護に関する資料展示、放射能に関する書籍・DVD等の閲覧、
資料公開、および市民の情報交換の場(コミュニティカフェ)として開設。

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※なんという世の中になってしまったのだろうと思います。
チェルノブイリ原発事故では、
広島原爆500個~800個分の放射能が放出されたといわれています。
政府が言ってきたように仮にチェルノブイリの10分の1としても、
すでに広島原爆の50個~80個分の放射能が放出されているわけですが、
福島原発事故は3ヵ月たった今も進行中です。
福島原発1~4号機にはチェルノブイリの10倍の使用済み・使用前の核燃料があり、
それが徐々にこの列島の大地や水や海に放出され降り積もってます。

5年前にドネーションシップわかちあいをスタートした時に、
地球規模で生きることも困難な状況にある人々に、
庶民どうしの「わかちあい」、ドネーションを役立ていこうと話し合いました。
その時、この国のこんな事態を想像もしていませんでした。
貧困、生活の危機も、いのちと生存の危機も、、
生きることも困難な状況が、徐々にこの国の私たち庶民の日常となりつつあります。
ドネがめざし築いてきた、庶民同士の「分かちあいと支えあい」
それが、いま本当に切実に求められていると思います。
(さき)

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※ドネーションシップわかちあい(http://donationship.org/
会員ページの日記から紹介します。
数日前、3人の方が原発のことから日記を書かれていました。
もう誰もが避けて通れないことなのだと思います。


◆お話を聞きました
<振津(ふりつ)かつみ先生 プロフィール>
内科臨床医として、
大阪在住の原爆被爆者の健康管理に携わる中で放射線の健康影響について学ぶ。
現在、兵庫医科大学・遺伝学(非常勤講師)。
1991年に「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」を発足し、
毎年ベラルーシのチェルノブイリ被災地を訪問。
世界のヒバクシャ問題にも関心を寄せ、核実験被害者、
ウラン採掘による被害を受けた米国先住民などとも交流。
2004年から、「ウラン核兵器禁止を求める国際連合」ICBUW)運営委員。

振津先生のお話を聞いてきました。
小柄な方(女性)で、とてもやさしい話し方をされました。
原爆ヒバクシャの方の健康管理に携わっているとき、
原発で働く作業員に同じような症状が出てることに驚き、
劣悪な環境で作業させられている現状にショックをもたれたそうです。
それまでは原発のことは全く関心がなかったそうですが、
それから原発のことを調べているとき、チェルノブイリの事故があり、
20年間被災者への支援と交流に取り組んでこられました。

<資料より>
・25年目のチェルノブイリ原発事故の被災地では、
 今も汚染とヒバクによる苦しみが続いている。
・大地震と津波の被害に加え、
 放射能汚染による被曝の危険に日々曝されている福島の人々と繋がって、
 原発被災者の健康と命、人権を守る取り組みを広げたい。
・労働者被曝のずさんな管理を許してはならない
・汚染地で被曝低減のための具体策を早急に
・すべての原発被災者に「健康手帳」を
・どんな低い被曝線量でも、その線量に応じた健康影響が起こる可能性がある

お話を聞きながら、チェルノブイリの経験が
なぜ生かされなかったのかと本当に残念でなりませんでした。
フクシマは今まだ収束もしてなくて、放射能は出続けているのです。
これからの福島のこと日本のことを思うと気が重くなります。
10年後20年後どういう状況になるかはチェルノブイリ事故でわかっているはずなのに!
福島の子どもたちを少しでも汚染のない地域で過させてあげたいです。

(コメントへの返信)
コメントありがとうございます。本当に大変なことになっています。
自分に何ができるんだろうって思ったら迷路に迷い込んでしまいそうです。
今は起こっている現実をしっかりと受け止めようとするのにいっぱいになっています。

皆が幸せに暮せるように願い、日々の暮らしの中で
少しでも自分にできることをしていきたいです。

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◆「原発は必要」修正へ
先日の中日新聞の記事です。
愛知県豊橋市教育委員会は
「原発は必要」との記述がある小学三、四年生向けの社会副読本を修正することを決めた。
この副読本は教科書とは違い、学習指導要領などに縛られず、自由に編集できるという。

問題の記述は、中部電力の資料や本などを基に原発事故前に書かれた。
教育課長は「来年度は賛否両論を併記するなど工夫したい」とのこと。

ちなみにここは、以前夫が住んでいた所。
そんな副読本があったことすら知りませんでした。
でも、この豊橋市の修正に少しは救われました。
ただ、賛否両論工夫ってのにはまだまだだな〜っと忸怩たる思いですが。

子どもたちをあなどるなかれ!
大人がちまちま自分を守りながら動くより早く、
未来を担う子どもたちはちゃんと感じて分かっている気がします。
そんな子どもたちの未来を、私たち大人が今できることで守ってあげないと!

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◆7月2田中優さん日講演会
ご無沙汰しております!
ご都合がつく方はよろしくどうぞ!!

【拡散/転載歓迎!】
こんにちは!
草加の地域循環型社会を目指す市民団体、
そうかりんぐです!
「原発に頼らない社会へ」の著者
田中優さんの講演会を行います。
http://www.soka-ring.org/event/event_110702.html

福島第一原発の事故での放射能汚染は、今なお続いています。
事実は、後手後手に明かされ、
「本当に子ども達は大丈夫?」
「空気は、水は、野菜は、本当に大丈夫?」
といった不安はちっとも解消されないままです。
そこで!
長年 環境問題や経済問題、脱原発問題に取り組んできた
田中優さんのお話を聞きましょう!
本当のところどうなの・・放射能?!
原発に頼らなくても電気は大丈夫!
私たちにできることはある!
そんなお話をじっくり草加で聞く機会です。
ぜひお越しください!!

【田中優さん講演会、原発や放射能についてもっと知ろう!】
日 時:2011年7月2日(土)開場PM5:30開演PM6:00
場 所:アコスホール(草加駅東口イトーヨーカドー7F)東武線、草加駅前すぐ
講 師:田中 優さん
参加費:大人1000円、中高生500円、小学生以下無料、赤ちゃんスペース有り
※そうかりんぐ、レインボーリング会員は大人300りんぐ、中高生200りんぐが使えます。

※詳しくはそうかりんぐHP↓から会員お申込ください。
そうかりんぐ
http://www.soka-ring.org/about/about_01.html
当日申込みの方は早めにいらしてください。
申込み:FAX/048-945-2203(お名前、連絡先、ご住所、参加人数等を記入)
メール:event0702@soka-ring.org(お名前、連絡先、ご住所、参加人数等を記入)
問合せ:TEL/090-4005-0673(シオツキ)

以上です。


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ドネーションシップより
◆お知らせとお誘い◆

~フィリピンの小さな診療所から~
 冨田江里子さん<お話会>

日 時:2011年7月10日(日)
  午後2時より(1時半開場)~4時半
場 所:京都・呉竹文化センター 
http://www.kyoto-ongeibun.jp/kuretake/map.php
(京阪本線、近鉄電車「丹波橋」駅、下車すぐ前)

詳しくはこちらを↓↓ご覧下さい
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/5aa0c3c68cf50391796bbaed8e1cb2e1

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1 コメント

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Unknown (さき)
2011-06-21 09:03:18
現代ビジネス↓
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9034
原発から60km人口29万福島市内が危ない
異常な量の放射性物質を検出
返信する

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