心の豊かさ≠お金の豊かさ

※ドネ会員ページ（ＳＮＳ）の日記より

◆マルシェとＫ家

9月9日　とあるマルシェに参加しました。車でしか行けない
辺鄙な場所で、平日にも関わらずたくさんの来場者で賑わって
いました。出展者のどなたも手作りで、食べ物に関しては、
体のコトを大切に考えたものばかり。優しい空気の立ち込めた、
素敵な人たちの優しい集まり、と言う感じでした。

アクセスが不便とか、平日は仕事があるとか、不利とされる
条件って、実は全然関係無くて、強い興味か、よい人間関係の
あるとこならば、どうやってでも人は出向くものなんだな～　
と改めて思いました。


私的にはマルシェの後にお邪魔したK家がすごく印象的だった。

K家--パパ・ママ、長男・次男、そして数日前に三男が産まれて
5人家族。実は関東在住だったけど、震災後に自主避難し、
関西に住んでいます。

パパのお仕事--自由業。楽器教室を週1回くらい、
あとは不定。以前は普通の会社に勤めてたけど組織の軋轢に
耐えられず退職。じゆ～な感じで日々生活してる。
ママは現在専業主婦。

生活はなんとか貯金を切り崩している模様…おふたりとも裕福な
実家と言う感じでもなく…

当然、住んでるところは、超がつくオンボロアパートで、
8畳くらいの一部屋に5人家族がぎっしり。トイレは水洗…
でない方(笑)テレビ無・家具無　エアコン無。

一般的には「貧困」クラスになると思う。パッと見はボロボロ
アパートで暮らすヒモジイ貧困家庭に見えるけど、ところが
どっこい、当の本人たちは極めて明るいしし幸せそう！


もちろんやりくりは大変そうやけど、畑もあって自給しながら、
質素やけど体に優しいご飯作りを心掛けてて、とにかくモノを
大事に使っている。出来るだけゴミを出さない生活も心がけてる。

3人目の赤ちゃんも自宅で出産！2番目も同じところで出産。
出産で病院にかかるという概念がない。なので子供たちも
とっても自然体で、テレビが無くても工夫して遊んでる。

そしてK家を慕う仲間たちがいつも居てて、仲間たちをとても
大切にしている。多くの平日はマルシェやイベントに参加
してて、そこで飲み物を売ったり、音楽を披露したり…
好きなこと好きなようにして暮らしている。収入の低いK家を
気遣って差し入れなどをしてくれる仲間たちといつも一緒で、
たくさんたくさん話をして、夢を語り合ったり励まし合ったり、
時には、政治や聖書の勉強を皆でしてる。

笑ったのが、超オンボロアパートの隣が空き部屋らしく、
近い将来そこを安く借りて、もっと人を呼びたい！そうな。
一緒に住んでくれたら最高！と。昔の「長屋」みたいに協力し
合って皆で住んで、人が遊びに来たらいつでも泊まってもらって、
OPENな感じにしたいと言うてはった。お金を貯めて新しいとこに
住むという概念が一切ない(笑)

平日、身を削りながら必死に働いて、休日は廃人のように
なってる人もいれば、こんな人も居るんだなー　と、つくづく
思った。

要するに、K家は、お金が無いと幸せになれない、なんて、
これっぽっちも思っていない。むしろあり過ぎたら面倒臭い
くらいに思ってると思う。お金がなくったって、工夫次第で
楽しく自由に、心豊かに幸せに暮らせる術を知ってる。

本当に心豊かなことって、どういうことか、
本当に大事なことって何なのかを、目に見える形で
見せてもらった気がした。


心の豊かさ≠お金の豊かさ　は、イコールにならないんだと、
頭では分かってる。でも正直、なかなか思えないし調子が悪いと
詭弁にさえ思えてくる。だけど、実例を目の当たりにして、
ホントに元気をもらった。
こんな人達が日本には多く居るやろうな、と思うと、
メディアなどの影響で洗脳されてる部分って
大きいなぁとも思った。

そんなK家やその仲間たちと、縁あって仲良くさせてもらって
います（＾＾）私はどこででも酒飲みなので(笑)　

彼らの次のイベントで「Sちゃん's Bar」をやって！と
リクエストを頂きました(笑)　（Sちゃんは私です）

嬉しかったのが、
「（今回のマルシェを振り返って）辺鄙な場所でも平日でも、
条件が悪くても、来たい人は必ず来るよね。
Sちゃんが例えばバーでチーママやったら、場所とか料理とかでなく、
Sちゃんに会いたい！って理由で来る人が居る思うよ～！
僕（K家　旦那）いきたいもん♪」と言ってくれて嬉しかった！

なるほどなー　結局、人なんやなぁ…　じーん…

Sチャンバーに相応しい小料理とか、勉強しなくっちゃぁ！
と、張り切っています！


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