読書感想文

ただただ読書記録。

ぼくがラーメンたべてるとき

2008-06-22 23:49:56 | 読書感想文
ぼくがラーメンたべてるとき
長谷川義史
教育画劇 2007


表紙から受ける印象と、読み終わったときの印象がまるで違う本です。
まあ、見返しの絵で、なにか違うなって感じは受けるのですが…。

ページをめくるごとに、変わってゆく印象。
だんだんと…だんだんと…。

裏表紙まで、しっかり読んでくださいね。




かぜが ふいている。


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ふしぎなキャンディーやさん

2008-06-22 23:24:25 | 読書感想文
ふしぎなキャンディーやさん
みやにしたつや:作・絵
金の星社 2007 新しいえほん


あのおじさんは、なんでこんなキャンディーばら撒いているんだろう。

お金儲けが目的ではないことは確かだろうな。
それにしては、たった数個を売るために、大盤振る舞いしすぎだし、なにより、こんなキャンディーがあるなら、お金なんて必要ないし。


きっと趣味なんだろうな。

この世の中に混乱を撒き散らして楽しんでいるのかもしれない。




「だめだ,だめだ へたくそ!
 あんなんじゃ ウサギ
いや ネズミだって
つかまえられないぜ!」


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Wikipedia 宮西達也

少女には向かない職業

2008-06-22 22:40:10 | 読書感想文
少女には向かない職業
桜庭一樹
東京創元社 2005 ミステリフロンティア 19


いわゆるひとつの中二病。
だが、ちょっとした弾みで、それが真実になってしまったとしたら。

想像の中だけの出来事が、真実になってしまったならば…。

中学生の心で、その現実に耐え切れるだろうか。



まあ、大人になったとしても、心まで大人になることができている人間が、どれだけいるかは怪しいところですけどね。

弱い、弱いよお母さん。
母として、あまりにも弱すぎる。

見ろよ、目の前を。
いつまでも中二病の世界にはいられないのだから。

子どもは大人を困らせるもの。
だけど、それは大人にとって決して迷惑なことだけではない。
大人にとって、子どもに困らせられるのは、大きな喜びでもあるのだから。

その喜びを感じられないなんて…。
人生損してるよ、お母さん。




あたしの友達は、大西葵は、特別な女の子なんだよ。


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Wikipedia 桜庭一樹

なぜ、めい王星は惑星じゃないの? 科学の進歩は宇宙の当たり前をかえていく

2008-06-22 22:15:16 | 読書感想文
なぜ、めい王星は惑星じゃないの? 科学の進歩は宇宙の当たり前をかえていく
布施哲治
くもん出版 2007


そう、真実なんて曖昧なもの。
少なくとも、人間にとってはそう。

昨日まで確かに真実だったことは、明日には真実でなくなっているかもしれない。

だけど、それは確かに真実だった。
それは大切にしなければならない。

それが歴史となるのだから。




 そうです。「いつでも人間は、そのときにわかっていることは、まちがいなく正しい」と、思っているのです。


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Wikipedia 布施哲治

闇の守り人

2008-06-22 22:01:20 | 読書感想文
闇の守り人
上橋菜穂子:作 二木真希子:絵
偕成社 1999 偕成社ワンダーランド 21


それぞれの真実。
それぞれの信じるもの。

どれも、それぞれにとっては真実。
現在においての真実。

しかし、その真実は、たやすく揺らぎ、打ち破られる。

その中から、自らの納得できる、それぞれの真実を探し、またそれを信じていく。

なんど裏切られようとも、自分だけの真実を信じるしか、生きる術はないのだから。


だから、闘う。
自分の真実を守るために、闘う。




(なんのりっぱな理由もない。わたしはただ、自分の痛みの仕返しがしたいだけなんだ。)


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Wikipedia 上橋菜穂子
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