読書感想文

ただただ読書記録。

ヤクーバとライオン I 勇気

2008-09-23 22:06:18 | 読書感想文
ヤクーバとライオン I 勇気
ティエリー・デデュー:作 柳田邦男:訳
講談社 2008 講談社の翻訳絵本


先日行った講演会で、徳永玲子さんに読みきかせしていただいた絵本です。
確かに、絵が素晴らしく渋い。
いい感じの絵なんだけど…、子どもには受けないかもしれないなぁ。

問いかけたのはライオンか、それともヤクーバ自身の心か。
確かに、ライオンの目はそう語っていたのかもしれない。
だが、言葉を通い合わせることのできないライオンの、意思を感じ取り、読み取ったのはヤクーバ自身。

もしかしたらそれは、ライオンではなく、ヤクーバ自身が思い、考えていたことなのではないだろうか。




ヤクーバとライオンの目が合った。
ヤクーバは、じいっとライオンの目をうかがった。
ライオンの目は、語りかけてくる。


関連リンク
Wikipedia 柳田邦男

さっちゃんとまほうのて

2008-09-23 21:52:47 | 読書感想文
さっちゃんとまほうのて
たばたせいいち、先天性四肢障害児父母の会、のべあきこ、しざわさよこ:共同制作
偕成社 1985


障害者理解というか…、相互理解というか…
そのような関連の授業の際に、先生たちが良く使われる本です。
この仕事を始めてから、すっかりお馴染みの本になりました。

手のないお母さんは変ですか?
でも、実際に、手のないお母さんはたくさんいて、手のないお母さんの子どもたちにとっては、手のないお母さんが普通なのです。
たとえ、それが周りと少し違ったとしても、お母さんはお母さん。
手の有り無しなんて、問題ではないのです。

でも、子どもたちは言うでしょうね。
子どもたちは違いを見つけるのが得意で、大好きですから。
そのとき、周りがどう対応するのか。
それが一番重要なんでしょうね。




「おとうさん。さっちゃんも、おかあさんに なれるかな。」


関連リンク
先天性四肢障害児父母の会

てではなそう きらきら

2008-09-23 21:38:39 | 読書感想文
てではなそう きらきら
さとうけいこ:さく さわだとしき:え
小学館 2002


見る拍手か。
そんなものがあるんだ…。
確かに、耳の不自由な人には拍手の音は聞こえない。
その雰囲気は伝わるだろうけど…。

拍手きらきら…か。
みんなでやると、どんな感じになるのかなぁ。

五十音の指文字一覧表つき。
これって、指文字の元の意味とは違いますよね?




あなたも てを きらきら させて ごらん
そうしたら
もっと もっと みえて くるよ
きらきら きらきら
ひびいて くるよ


関連リンク
Pintor 沢田としき

クイズ どうぶつの手と足

2008-09-23 21:29:08 | 読書感想文
クイズ どうぶつの手と足
河合雅雄:ぶん 薮内正幸:え
福音館書店 1987 みるずかん・かんじるずかん<金の本>


指紋と手のひらの「もん」、はすべり止めだったのか。
人間の手のひらの「もん」は…、ずいぶん退化したものですね。

この本でクイズか…。
一人で読むときは、ページを行ったり戻ったり、ペラペラめくりながら楽しめそうだけど…。
一対多の読みきかせのときは…、どうやったらいいのかなぁ。




世界中にすむ。ほにゅう類のなかで脳がいちばん大きい。ゴリラの3ばいちかくある。2本足ですたすたあるく。サルのなかのかわりもの。


関連リンク
Wikipedia 河合雅雄
薮内正幸美術館

わくわくブックトーク

2008-09-23 21:16:57 | 読書感想文
わくわくブックトーク
小林功:著
全国学校図書館協議会 2008 学校図書館入門シリーズ 17


ブックトーク。
こうやって、本を読むばかりで、まだ実際にはやったことのないブックトーク。
やっぱり、読みきかせと同じで、本だけ読んでも、実際にやってみないことには書いてあることの十分の一も理解できないのかもしれません。
実感…実経験があるかどうかは大切なこと。

だけどなぁ。
読みきかせもろくにできていないのに、ブックトークやるのは…大変かなぁ。

今は、来るべき時のために、しっかりと知識を蓄えて準備しておくことにしましょう。




 「ブックトーク」は、子どもたちと本をつなぐかけ橋となる技術です。そして子どもたちに、読書の楽しさを伝える活動です。