読書感想文

ただただ読書記録。

わが家のバイオリンそうどう

2009-12-26 14:44:45 | 読書感想文
わが家のバイオリンそうどう
S.グリーンウォルド:作・絵 小杉佐恵子:訳
大日本図書 1993


いい迷惑!
大人の都合で作り上げた、子どもたちの姿なんて幻想に過ぎないのです。

子どもも人間。
人形じゃない。

幻想の押し付けはいい迷惑でしかない!


これ、いい反面教師よね。私たちにとっては。





よくわかってるから。わすれないでね、わたしもおなじ経験をしたってことを。

野ウサギは魔法使い!

2009-12-26 13:56:16 | 読書感想文
野ウサギは魔法使い!
ディック・キング=スミス:作 三村美智子:訳 藤田裕美:絵
講談社 1997


あらゆるものに姿を変えることができる…が、人間にはならない。
人間に変身したって、特にいいことはないってことなのかな。

動物を含めた、地球の文化はいかがでしたか?
子孫を残したぐらいだから、それなりに満足はしてくれたのかな。

まあ、それも、ハリエットっていう友人がいたからなんでしょうけどね。
旅先での友人とはいいものですね。

奥さんは…いい人…いや、いいウサギなのかな。
しかし、彼も罪な人…いや、宇宙人ですね。
子供と奥さん置いたままとか…ちょくちょく帰ってくるつもりなのか。

ハリエットを信頼してるから…?
いやしかし、そんなの理由にされても、ねぇ。

野ウサギ文化ならそれも許されるのかな。




「ハリエット、ひみつを、まもれる?」
「ええ。」
「わたしは、」野ウサギがいいました。「宇宙からきた。」

おとをきくってどんなこと?

2009-12-25 13:48:52 | 読書感想文
おとをきくってどんなこと?
ジョイ・リチャードソン:著 菅原明子:訳
ポプラ社 1986 あなたのからだ 7


知ってるようで知らない、耳の中。
聞こえるということはどういうことなのか。

素直に、耳ってすごい、人間ってすごいなーと思える本かも。


声があり、耳があって、歌が楽しめるんだよなぁ…。
ありがたやありがたや。



たかいおとは うずまきかんの
いりぐちに ちかい けを うごかし、
ひくいおとは、うずまきかんの
1ばんおくの けを うごかす。

はなすってどんなこと?

2009-12-25 12:49:52 | 読書感想文
はなすってどんなこと?
ジョイ・リチャードソン:著 藤田千枝:訳
ポプラ社 1986 あなたのからだ 5


簡単な実験を通じて、「はなす」「しゃべる」ということを分かりやすく説明しています。
この本を読むときは、実際にその道具を用意して、遊んでみながら読むと、さらに理解しやすいんじゃないかと思います。

図書館で、この本を展示するときは、道具も作って一緒に置いておくといいんだろうなぁ…。

しかしまあ、喉、声帯は良くできた器官ですね。
これがあるから、ちゃんと歌えるんだよな…。
説明されると、たったこれだけって感じの仕組みなのにね。



男は せいたいが ながい。
女より こどもより ながい。
だから こえが ひくいんだ。

児童サービス論

2009-12-19 13:47:00 | 読書感想文
児童サービス論
堀川照代:著編
日本図書館協会 2009 JLA図書館情報学テキストシリーズII 11


いわゆる教科書です。
図書館学に興味のない人が読んでも、全く面白くないかもしれないこの本ですが、やはり今実際に、そういう仕事をしている私は、とても楽しく、面白く読めました。

主に公共図書館の児童サービスという視点で書かれていますので、学校図書館の私とは、すこし事情が異なる部分もありますが、大変参考になる本でした。

執筆者の皆さんの中には、私が司書講習の時に教えていただいた方々の名前もあったりして…。

しかし、それにしても読むのにちょっと時間かかりすぎかな…。
その分、いろいろ吸収できていればいいのですが。




ブラックリストをつくりあげ,魔女狩りのようなことを行うよりも,ホワイトリスト(おすすめ資料・情報リスト)を作成しておとなになる階段をのぼるゲートウェイとして図書館は存在したほうがよいし,また,図書館員はメンターとして役割を果たしたほうがよい。


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