読書感想文

ただただ読書記録。

そいつの名前はエメラルド

2009-05-29 20:51:55 | 読書感想文
そいつの名前はエメラルド
竹下文子:作 鈴木まもる:画
金の星社 2008


おなじみのコンビの作品。


ふうちゃんはいい子です。
とってもいい子です。

おにいちゃんもいい子なのかもしれないけど…。

ふうちゃんはいい子です。




「この子の名前は、エメラルドに、きまりです!」

ちょっとまって、きつねさん!

2009-05-29 20:45:28 | 読書感想文
ちょっとまって、きつねさん!
カトリーン・シェーラー:作 関口裕昭:訳
光村教育図書 2008


なぜ、そんな取り決めができたのか。
なぜ、おやすみなさいなのか。

うさぎときつね以外が出会った場合はどうなの?
昼間に出会っても、おやすみなさいなの?

謎は深いですが…。
きっとそこにも、心温まる物語があるに違いないです。
そうでないと、うさぎ社会、きつね社会において、語り継がれていかないはず。

でも、いつもエサを取り損ねるきつねさんは…おなか空くよなぁ。




ここでは きつねと うさぎが であうと
かならず おやすみなさいをいう やくそくです。

そらのおっぱい

2009-05-29 20:40:31 | 読書感想文
そらのおっぱい
スズキコージ:さく 大畑いくの:え
農文協 2008 わくわくたべものおはなしえほん 7


なんという独創的な絵。
ちょっと芸術的過ぎやしませんか。

全体的に暖かいお話ではあるんだけど…。

やっぱりシュールだなぁ。




「こまったねぇ、わたすの おっぱいはペチャンコだし……」

うみのポストくん

2009-05-29 20:30:08 | 読書感想文
うみのポストくん
山下明生:文 村上康成:絵
教育画劇 2007


まず、どうしてそんな海のなかなんかに、ポストを作ろうと思ったのか。
それが疑問。

だけど…、なんか実際にあるっぽいですね。
海のポスト。

誰が使うんだか分からないポストとしての役目より、海の動物たちの棲家になるほうが、ポスト自身にとっては幸せというものかもしれません。




「ポストくんが、てがみを だしてくれたからだ!」

レーナ・マリア フット・ノート 足で書かれた物語

2009-05-16 18:08:53 | 読書感想文
レーナ・マリア フット・ノート 足で書かれた物語
レーナ・マリア:著 ビヤネール多美子、瀬口巴:訳
小学館 1998


日本人のテレビに毒される度は異常なんで仕方がないのです。
テレビにちょっとでてるだけで、半分偉人扱いなんだもの。

そこに本当の偉人に近い人があわられちゃったりしたら…そりゃ大変なことになるに決まってる。

レーナ・マリア。
うちの学校にある、漫画伝記のシリーズで、唯一と言って良い、生きているのに伝記になっちゃった人です。
聖徳太子だの、コロンブスだの、マリー・アントワネットだのが並んでいる中に、違和感なく混ざるレーナ・マリア。

まあ、それだけのことをやってのけた人なんですけど。

でもやっぱり、その辺りも、特別視し過ぎ…なのかなぁ。




 わたしは日本人のだれもが意識が低いとは思わない。しかし、日本では障害児が生まれることは恥だと考えられているようだ。

じっぽ まいごのかっぱはくいしんぼう

2009-05-16 17:56:07 | 読書感想文
じっぽ まいごのかっぱはくいしんぼう
たつみや章:作 広瀬弦:画
あかね書房 1994 あかね創作読物シリーズ 22


きゅうりは?
きゅうりはどうした?
カッパと言えばきゅうりだろ?
肉ばっかり食ってないで野菜も食べようぜ!!

しかし…。
先生はやっぱりこういう時には敵でしかないのかなぁ。




「おら、おら」
 じっぽが返事をした。
「なんだあ? おまえ、しゃべれるのか?」
「じーぽ。くるるっ」
 じっぽは答えて、とくいそうに目をくるくるさせた。

わたしのママはまほうつかい せかいいちのママがいるひとみんなに

2009-05-16 17:42:17 | 読書感想文
わたしのママはまほうつかい せかいいちのママがいるひとみんなに
カール・ノラック:文 イングリッド・ゴドン:絵 いずみちほこ:訳
セーラー出版 2007


小さい子どもたちにとっての、お父さん、お母さんはスーパーマンです。
お父さん、お母さんは何でもできる!
お父さん、お母さんがいれば全て安心!

特に、お母さんは家でずーっと接していることが多い…まあ家庭によって違いますけど…ので、その思いが強い。
なんでも、「おかあさーん!」と行けば、なんとかしてくれる。

確かにそれはまほうつかい。
お母さんの魔法にかかっては、どんな魔術師も形無しでしょう。

でもね、時々お母さんの魔法は、自分の上にも落ちるのです。
結構自分に落ちるのです。

怒ったお母さんは怖いよ。

この本には、怒ったお母さんの魔法はないんだよなぁ。




ママが ごほんを よんでくれると、
ベッドが ふねに へんしんしちゃう。


過去の感想文
ぼくのパパはおおおとこ せかいいちのパパがいるひとみんなに

クリスマス・キャロル

2009-05-09 17:44:24 | 読書感想文
クリスマス・キャロル
ディケンズ:作 脇明子:訳
岩波書店 2001 岩波少年文庫 551


やり方が汚いわ!
そんなもの見せられたら、変わらずにはいられないじゃない!

すでに亡くなった人間にも心配されているところに、主人公の人柄はすでに表れているんでしょうね。




「もう結構です!」と、スクルージは叫びました。「たくさんです。見たくありません。もうこれ以上、見せないで下さい!」

小さい牛追い

2009-05-09 17:20:53 | 読書感想文
小さい牛追い
マリー・ハムズン:作 石井桃子:訳
岩波書店 1950 岩波少年文庫 1050


彼らにとってのなんでもない日常。
それを描いた物語。

久しぶりにこんな作品を読みました。

大冒険とか、大事件とかある訳じゃないし、世界を破滅から救ったりもしないけど…。
こういう物語もいいんじゃない?

こういう本を上手くお薦めできるようになりたいんだけどなぁ。




「鎖骨が、きみにどうかよろしくって。」