読書感想文

ただただ読書記録。

ほうちょかけたか

2007-09-30 16:54:58 | 読書感想文
ほうちょかけたか
さねとうあきら:文 井上洋介:絵
文溪堂 1993 絵本のひろば


あんた、誰でも良いのか。
服が同じでも、顔が違うことぐらい分かりなさいよ。

しかし…。
食い物の恨みか…。

それでもちゃんと食べさせてもらってたじゃないか。

まあ、お姉ちゃんも、説明不足だけどさ。




「いっちゃなんね……そのべこ身につけたら、きっと……こわい……目に……」


関連リンク
Wikipedia
さねとうあきら
井上洋介

ひのたま

2007-09-30 16:43:47 | 読書感想文
ひのたま
田村勝彦
架空社 1994


怖いな、この本。
ものすごく怖い。

生きているはずのぼくや、おばあさんですら、既に人ではない感じ。

なんなんだろう、この本。
怖い怖い。




ほたるのように たまに ひかるのは
はずかしがりやだった となりのおねえさん

リトル・ムーン インディアンの男の子

2007-09-30 16:38:20 | 読書感想文
リトル・ムーン インディアンの男の子
ヴィンフリード・ヴォルフ:ぶん ナタリー・ドロシー:え ながのゆうこ:やく
ほるぷ出版 1996


村の人たちが、彼を置いて行ったのはどういう判断だったのだろう。
ただ単に捨てたというなら、ここまで育てたりすることはなかったはずだ。

もう彼が独り立ちしても大丈夫だと判断した?
それとも、集団としての事情が悪くなって、養えなくなった?

一緒にポニーを置いて行ったことも考えると…。

最低限の義理は果たした…ってことだったのかな。




「村では、なんとよばれていた?」
「リトル・ムーン」
「“小さい月”といういみだね。きっと、月がかけた夜に おまえを
みつけたんだろう。わたしは“うたうツバメ”とよばれていたよ」

よもぎだんご

2007-09-26 21:57:14 | 読書感想文
よもぎだんご
さとうわきこ:さく
福音館書店 1987 かがくのとも傑作集


これこれ。
私の思い出の一冊。

よく真似したものです。

外ですっころんで怪我したら、とりあえずよもぎをペタリ。
なんとなく安心。

いやいや。
傷口洗ってないし、よもぎも泥まみれだったりしたんですけど。

またこれがおいしそうなんだ。
草も、よもぎだんごも。

私の家の周りでは、これらの草のほとんどは手に入るのですが…。
イタドリだけは…まだ実物を見たことがない。

見てるのかもしれないけど、どれだそれだかわかんないんだよなぁ。




「やらせて やらせて
ばばばあちゃん。
おだんごづくりは
ぼくらが めいじん」

ぽっかりつきがでましたら

2007-09-26 21:31:29 | 読書感想文
ぽっかりつきがでましたら
内田麟太郎:文 渡辺有一:絵
文研出版 2007 えほんのもり


月はぽっかり。

何で似合うんだろう。
ぽっかり、ぽっかり。

似合っちゃうから不思議だ。

ぽっかり。


奇しくも今日は満月前日。
本当にぽっかりと、丸い月が出ています。

いかにも、ぽっかりと。




こどもは
くすりと
わらうでしょう


関連リンク
Wikipedia 内田麟太郎

うみべのおとのほん

2007-09-26 21:10:32 | 読書感想文
うみべのおとのほん

レナーズ・ワイズガード:絵 マーガレット・ワイズ・ブラウン:文 江國香織:訳
ほるぷ出版 2007


音の本を訳すのって大変ですよね。
擬音なんて、どうやって訳したものか。

訳者の技量が試される。


しかし、音の本なんだけど、ものすごく静かな本になっています。

暴れていない海は、こんな雰囲気なのかなぁ。




でも、マフィンにそれが、きこえたかしら?

The MANZAI 3

2007-09-26 00:04:30 | 読書感想文
The MANZAI 3
あさのあつこ
ジャイブ 2006 カラフル文庫


若いなぁ。
君たち、ほんとに若いなぁ。

おじさんはもう年だよ。


はぁ。
ほんと、若いなぁ。




 ふいに、高原が笑った。口が横に広がる。青海苔のついた前歯が見えた。しかし、不思議にクールな秀才のイメージは崩れない。


関連リンク
Wikipedia あさのあつこ

過去の感想文
The MANZAI
The MANZAI 2

だいくしごとをしようっと! カストールのたのしいまいにち

2007-09-25 22:41:04 | 読書感想文
だいくしごとをしようっと! カストールのたのしいまいにち
ラーシュ・クリンティング:作 とやままり:訳
偕成社 1999


なるほど。すごいなぁ、これ。
木工台って、ああいう風に使うのか。
図工室に置いてあるけど、どう使うのか分かってなかったしなぁ。

こんなのを読んでると、大工さんカッコいいってのも、よく分かるなぁ。
大工道具って、カッコいいよね。
なんか、何でもできそうな気がしてわくわくする。

私のうちには、これに加えて電気工具とか、金物加工の道具とかもありましたけどね。
専ら見てるだけだったけどなぁ。




まず、ずめんを よーく みます。
まちがえないように、じっくり みます。

あっちゃんのはたけ

2007-09-25 22:04:02 | 読書感想文
あっちゃんのはたけ
大西ひろみ:作・絵
ひさかたチャイルド 2006


ちょうど良い時期だったのかもしれません。
これ以上大きくなると、こんなに素直には行かないかもしれないですからね。

土いじり自体を嫌がるようになって…、幼虫でも出てこようものなら、近づくことすらしなくなり…

知っておく、慣れておくことってとても大切ですよね。
何事も経験。
小さい頃の経験って、ほんとに残ってるからなぁ。





 あっちゃんは おばあちゃんの
まねを して つちを ほりかえしました。
 つちを たがやすのは とっても たのしかったけど
そのことは おばあちゃんには ないしょ。


関連リンク
大西ひろみのページ

うしお

2007-09-25 21:41:38 | 読書感想文
うしお
伊藤秀男
ビリケン出版 2007


子供の成長ってとっても早いですよね。
1年で本当に見違えます。

たった5年。
だけど、中身の詰まった5年。

たくさんのものを取り込んで、子供はどんどん大きくなっていくんですね。


私も負けないように、中身の詰まった時を過ごそう。




うしおのあさのたのしみは うまれたごっこです。


関連リンク
伊藤秀男公式ページ