読書感想文

ただただ読書記録。

本よみキッズの事件簿 子どもと本と、ときどき大人

2009-11-14 13:15:44 | 読書感想文
本よみキッズの事件簿 子どもと本と、ときどき大人
子ども発見ライブラリー:編著
太郎次郎社エディタス 2007


私たち学校で働く学校司書、それから、教師の皆さんにとって、とても身近なお話ばかりです。
ひとつひとつのお話は、どれも特別なことではありません。
私たちの身近に、常に存在し、日々起こっていることばかり。

本と子どもに関わるお仕事。
その言葉の重みを感じます。

だからこそ…。
休職中に読むには重かった。
身近過ぎて…。
心に響きすぎて…。
きつかった。

でも、好きなんだよ。




放課後のだれもいない教室で、リサちゃんは「まだ帰らなくてもいいの」と言って、私のひざの上に小さいお尻をのせてきました。

わたしのプリン

2009-11-14 11:42:23 | 読書感想文
わたしのプリン
川島えつこ:作 植田真:絵
ポプラ社 2009 ポプラ館物語 27


なぜ、今になってプリンはまた目覚めたのだろう。
妹が生まれた、その夜に。

きっと、求めていたのはゆり自身。

お姉さんになる、その時、対話できる誰かの存在が、きっと必要だったのだろう。




 あの子が生まれていたら、学校につれていって、うさぎのあかちゃんを見せてやりたいな。きっと、すごくよろこぶだろうなあ。

バスラの図書館員 ――イラクで本当にあった話――

2009-11-14 11:06:31 | 読書感想文
バスラの図書館員 ――イラクで本当にあった話――
ジャネット・ウィンター:絵と文 長田弘:訳
晶文社 2006


本は文化そのもの。
本を失うことは文化を失うことに等しい。

文化を守ることは国を守ることに等しい。

文化を守る。
それも私たち司書のお仕事。




戦争の火が本を滅ぼしてしまうことを、アリアさんはおそれています。
本は、黄金の山よりもずっと、アリアさんにとって価値あるものです。

おさんぽトコちゃんトコトコトコ

2009-11-14 10:28:06 | 読書感想文
おさんぽトコちゃんトコトコトコ
宮西達也:作・絵
教育画劇 2007


世の中そうそう面白いことはないもので。
しかし想像の世界なら、世の中は思いのまま。

散歩の途中って、結構いろいろ考えるものです。
一人の散歩は一人の世界。
自分だけの世界ですから。

でもやっぱり、大切なのは現実のお母さんなんだよなぁ。




おじさんの かおが
タコだったら
どうしよう。