読書感想文

ただただ読書記録。

こちら本の探偵です

2009-04-21 22:32:45 | 読書感想文
こちら本の探偵です
赤木かん子
筑摩書房 2005 ちくま文庫


本の探偵。
すばらしいですね。

だけど、もの凄く難しいことだと思います。

なにより、本の探偵を続けるのなら、常に新しい情報を仕入れていなければなりません。
世代を重ねるにつれ、子どもの読む本も変わっていくでしょうから。

でも、きっとやりがいのある、楽しい仕事なんだろうな。


因みに…。
うちの図書館には、まだまだ現役で存在しますよ、目録カード。



  ――本の探偵いたします――

なつかしい本の記憶 岩波少年文庫の50年

2009-04-19 22:10:57 | 読書感想文
なつかしい本の記憶 岩波少年文庫の50年
岩波書店編集部:編
岩波書店 2000 岩波少年文庫


中川李枝子と山脇百合子が姉妹だったなんて!
岸田衿子と岸田今日子が姉妹だったなんて!

まったく知らなかったわ。
内容を置いといてそんなところに驚いてる私。

しかし、皆さん難しい本を読んでますね…。
あんまり言いたくないけど…、やっぱり今の子では読めないと思います。
環境が違いすぎるってことなのかもしれませんが。

それにしても、石井桃子という人は本当に偉大な人だったんですね。




ひとことでいえば、子どものための本などほとんどなくて、しかも活字に飢えていた。

ドン・キホーテ

2009-04-19 20:53:15 | 読書感想文
ドン・キホーテ
セルバンテス:作 牛島信明:編
岩波書店 1987 岩波少年文庫


なんと利口なコンビか。

サンチョあってのドン・キホーテ。
だけど、ドン・キホーテなければ、サンチョもない。

この絶妙のバランス。


サンチョをモデルにしたキャラクターは数あるけれど、やはり元祖は一味違う。





 「ほほう、なるほど」と、この時、緑色外套の紳士がつぶやいた、「われらの騎士どのがとうとう正体をあらわしたぞ。」

歯と歯みがきのひみつ

2009-04-19 12:50:49 | 読書感想文
歯と歯みがきのひみつ
宇津木聡史:構成 甲斐すみよし:漫画
学習研究社 2005 学研まんがでよくわかるシリーズ 17


これは…歯や歯みがきについてのマンガなの?
それとも、ドッジボールについてのマンガなの?

歯みがき以上に、ドッジボールが印象に残るマンガとなっております。


まあ、スポーツやるには歯が命なのはわかるけどね。



そうだよ。ドッジボールも
歯みがきも同じことさ。

うみべのステラ

2009-04-19 12:38:52 | 読書感想文
うみべのステラ
メアリー=ルイーズ・ゲイ:作 江國香織:訳
光村教育図書 2004


折角海に来たんだ、難しいことは考えずに楽しもうよ!

何も考えずに、水に浮かべばそれで幸せなんだから。


と、書いている私は、いまだに海に浮かんだことないんですけどね。




「ヒトデって、うみに こいしちゃった ながれぼしなのよ」

はなをほじほじいいきもち

2009-04-18 22:58:59 | 読書感想文
はなをほじほじいいきもち
ダニエラ・クロート・フリッシュ:さく たかはしようこ:やく
偕成社 1997


気持ちは分かる。
気持ちは分かるが…、やりすぎると鼻が腫れあがるのはホントですよ!
バイキン入っちゃうからね。

鼻炎持ちは辛いのです。




「どうして はなを ほじほじしちゃいけないのか、
しってる?」

長くつ下のピッピ

2009-04-12 22:41:03 | 読書感想文
長くつ下のピッピ
リンドグレーン:作 大塚勇三:訳
岩波書店 1988 改版 リンドグレーン作品集 1


ピッピ・ナガクツシタによる、愉快痛快なお話!

しかし、今の子どもたちにとっては、どうなんでしょうか。
昔と変わらず、愉快なお話なのかなぁ。

今の子どもたちの…いわゆる「笑いのツボ」とは、どこかずれてる気もしなくもありません。

実際にどうなのかは、直接感想を聞いたことが無いので、良くは分からないですが…、少なくとも、借りていく人はほとんどみないので…。

翻訳の問題?
流石に45年近くも前に翻訳された日本語では、今の時代に合わなくなってるのかもしれない。


と思ったら、なんだかニュー・エディションってのが出てるんですねぇ。
どんなもんなんだろう、読んでみないと…。


それはそれとして。
この物語の中で、私が一番お気に入りなのは、泥棒とのやり取りかな。




「これはね、あんたたちが、ちゃんとかせいだお金よ。」


関連リンク
Wikipedia アストリッド・リンドグレーン


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すけさやさすの楽しい毎日:春休み終了
エネルギーの泉:長くつ下のピッピ