読書感想文

ただただ読書記録。

ノンビリすいぞくかん

2008-12-23 14:46:58 | 読書感想文
ノンビリすいぞくかん
長新太:さく
理論社 1996 ようねんどうわ版初版 理論社のようねんどうわ ナンジャコリャ童話館


お前らちょっとは魚らしくしなさい。
死人が出てるじゃないですか。

玉突き事故の挙句、海へ転落とかしゃれにならん。


ナンセンス童話の極致。

しかし、これ童話なんだよなぁ。
大人でも理解できないのに…。

大人だから理解できないのかな。
子どもたちだからこそ分かる世界…なのかな。




「つかれたでしょ。こしが、まっすぐになったら、こまりますからね」


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wikipedia 長新太


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eccoのブログ:ほん。
ちいさなおてて☆おおきなおてて:はまってます♪

真夜中マイフレンド タカオのつくもライフ 1

2008-12-14 20:54:54 | 読書感想文
真夜中マイフレンド タカオのつくもライフ 1
斉藤洋:作 藤田裕美:絵
佼成出版社 2004


自転車による、自転車の乗り方講習。
そりゃ間違いがなくていいなぁ。

最初ということで、まずは出会いと能力紹介ってところかな。

サラッと終わっちゃうので、ちょっと内容が物足りない感じもしますけど、非常に軽く読めるし、展開のテンポも良くて、私としてはお薦めなんですが…。
なかなか子どもたち読んでくれないんだよなぁ…。
私の薦め方が悪いのかな。

いい雰囲気の本なんだけどなぁ。




「ちがうよ。自転車のこと、チャリっていうだろ。だから、チャーリーさ。」
「なんだか、いいかげんだな。」
「そりゃあ、そうだ。今、きかれてから考えた名まえだからな。」


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Wikipedia 斉藤洋


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母してD論目指して:「タカオのつくもライフ」が面白いらしい
低空ひこう:斉藤洋「タカオのつくもライフ(1) 真夜中マイフレンド」

段取り力 「うまくいく人」はここがちがう

2008-12-14 19:46:00 | 読書感想文
段取り力 「うまくいく人」はここがちがう
齋藤孝:著
筑摩書房 2003


自慢じゃないが、私の段取りはもの凄く悪いです。
それが分かってるから、かなり先回りして準備を始めるのですが…。

段取り力には、2段階あると思うのです。
まずは、段取りを頭の中で組み立てる、計画力。
2つめは、その計画を、実際に実行していく、実行力。

計画だけしても、実行できないのでは意味がありません。
逆に、やろうやろうとしても、最初の計画がテキトーならば、途中で行き詰ることは目に見えている。

この2つが噛み合ってはじめて、本当の段取り力が発揮できるのだと思います。


でも、どっちも中途半端ってのが一番まずいんだよなぁ。きっと。
どっちかしっかりしているのなら、苦手な方を誰かにフォローしてもらうこともできるだろうし。


それにしても、引用多いですね、齋藤さんの本は。
実に様々な本が紹介されています。

これもあの、ボールペンの成果なのか。




世間では、知的な本を上手に引用しながら書いたほうが、自分の身の回りの出来事を苦労して文字化するより高級だと評価する傾向がある。頭の働きとしては大したことがないのに、評価は高いのだから、引用したほうが絶対得である。


関連リンク
Wikipedia 齋藤孝


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押切孝雄の「社長の本棚・映画」:書評:『段取り力』
mono.blog:Myテーマ

そらとぶアヒル

2008-12-13 22:21:53 | 読書感想文
そらとぶアヒル
内田麟太郎:ぶん 長新太:え
童心社 1995 絵本・ちいさななかまたち


考えるな!感じるんだ!!
そうすれば、きっとあなたも飛べる。

いや、ゴリラのおじさんは「考えろ」って言ってたけどさ。

しかし、自分も難なく飛び、アドバイスまで送る余裕がある…。
ゴリラのおじさんは相当な理解者のようだ。




あさひが ゆっくりと のぼってきます。


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wikipedia
内田麟太郎
長新太


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Child Room-絵本と子育て-:『そらとぶアヒル』
ふわふわ、とん。:絵本の紹介 『そらとぶアヒル』

うみのしっぽ

2008-12-13 22:02:30 | 読書感想文
うみのしっぽ
内田麟太郎:ぶん 長新太:え
童心社 1991 絵本・こどものひろば


それは、そこだけのことなの?
どの川もってことではなく、その川だからなのかな?

秘訣はやさしさ。
川に手を突っ込むぐらい、タヌキだって、クマだってやってるだろうから、きっと秘訣はやさしさ。

そのやさしさが、きっと川を、そして海を動かしたのでしょう。


「ぴゅーん」ってところの絵がなんとも言えず、素晴らしい。




「たすけてくれ――」
「やめさせてくれ――」


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Wikipedia
内田麟太郎
長新太


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えほんのまいにち;海のしっぽをくすぐると

だじゃれことわざ変事件

2008-12-13 21:42:19 | 読書感想文
だじゃれことわざ変事件
内田麟太郎:作 長新太:絵
1994 文溪堂 おはなしメリーゴーランド


おまえ、だじゃれ言いたかっただけやろ!!

とにかく、だじゃれを言いまくって見たかっただけとしか思えない本です。
それ以上のものはない。

だじゃれ満載だからって、大笑いする類の本ではありません。
なんというか…結構哲学的?

なんともしれん。




 気のせいと、木のせいのちがいもわからない、本ぎらいの木の姓は、木下だろうか、それとも木村だろうか。


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Wikipedia
内田麟太郎
長新太

さかさまライオン

2008-12-10 23:20:13 | 読書感想文
さかさまライオン
内田麟太郎:文 長新太:絵
童心社 1985 絵本・ちいさななかまたち


夜の闇の中では、影は消えているものとばかり思っていたが、じつは単独行動しているらしい。
だからって、人様の影にそそうをしてはだめですよ。

しかし、なぜそこからくっついた?
そんな影はありませんよ。

影の限界を超えすぎです。




「もう いやだ。こんな くらしは」


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内田麟太郎
長新太


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絵本はいかが?:11月の例会
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だれかにあったはずなんだ

2008-12-10 22:59:51 | 読書感想文
だれかにあったはずなんだ
内田麟太郎:作 井上洋介:絵
佼成出版社 1991 どうわほのぼのシリーズ


会ったのは自分。
時にはゆっくりと、自分と対話する時間も必要ですよね…っていうお話ですよね?

それはいいんですが…。

くまの子ウーフのときもそうだったのですが、井上洋介さんの絵は、時々怖いです。
目が怖い。

絵だけ見てると、なにか間違ってしまいそうです。




「これは、なんとなく……、
 ねころがりたいという、やつだろうな」


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内田麟太郎
井上洋介


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児童書読書日記:「だれかにあったはずなんだ」(内田麟太郎・井上洋介)

こいしがどしーん

2008-12-09 23:16:23 | 読書感想文
こいしがどしーん
内田麟太郎:ぶん 長新太:え
童心社 1992


はっはっはっは
どこへ行こうと言うのかね。

はっはっはっは…
逃げ場所なんて無いだろうに。

地球の千倍もあるような星が、ちょっと避けただけでなんとかなるとは…。
これも仙人の力か。

しかし、このオチ、どっかで見たことが…。
かいけつゾロリ…?




きっと、こんなになる。


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内田麟太郎
長新太


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