読書感想文

ただただ読書記録。

ちいさな あかちゃん こんにちは! 未熟児ってなあに

2008-05-27 23:09:56 | 読書感想文
ちいさな あかちゃん こんにちは! 未熟児ってなあに
リヒャルト・デ・レーウ、マーイケ・シーガル:作 ディック・ブルーナ:絵 野坂悦子:訳
講談社 2007


技術の進歩。
人間になりきれてない人間を、人間になるまで育てる技術。

ここまで技術が確立するまでには、いろんな試行錯誤があったんだろうなぁ…。




こんにちは、イザベル。ほんとに ここに いるんだね!


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Wikipedia ディック・ブルーナ

EVE burst error PLUS サヨナラキョウコ サヨナラセカイ

2008-05-27 22:12:07 | 読書感想文
EVE burst error PLUS サヨナラキョウコ サヨナラセカイ
桜庭一樹
エンターブレイン 2003 ファミ通文庫


ひとつの終わり。
ひとつの始まり。


原作のEVEシリーズを知らないからよくわかりませんが…。

この物語は、ほんのプロローグに過ぎない。

といった感じの物語。
クライマックスを迎える前に物語が終わってしまった感じがします。


ここから始まる物語。
…かな。




「シュークリーム泥棒だけど、大好き」


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Wikipedia 桜庭一樹

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EVE TFA 亡き女王のための殺人遊戯

EVE TFA 亡き女王のための殺人遊戯

2008-05-27 20:53:26 | 読書感想文
EVE TFA 亡き女王のための殺人遊戯
桜庭一樹
エンターブレイン 2001 ファミ通文庫


踏み出せない一歩。
踏み出さない一歩。

踏み出さなければ始まらない。
だけど、踏み出さなければ終わらない。

踏み出さない、踏み出せない。
いつまでも、この関係のままでいるために。




「いつもそうなの?」


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Wikipedia 桜庭一樹

サクランボたちの幸せの丘

2008-05-23 23:33:29 | 読書感想文
サクランボたちの幸せの丘
アストリッド・リンドグレーン:作 石井登志子:訳
徳間書店 2007


主人公は双子の姉妹。

でもこれ…別に双子じゃなくてもいいんじゃないだろうか。
双子ならではのエピソードは、ほとんどありません。

別に、1~2歳年の離れた姉妹の物語でも構わない気がする。




「学校なんて、たいしたことないじゃない!」


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Wikipedia アストリッド・リンドグレーン


天馬のように走れ 書聖・川村驥山物語

2008-05-23 23:21:29 | 読書感想文
天馬のように走れ 書聖・川村驥山物語
那須田稔
ひくまの出版 2007


一文字一文字に心をこめて。

文字で心を表す。
それは文章とはまた違った表現法。

書を読み取るのは、文章を読み取るのより難しい気がするのですが…。
その辺りは感性の違いってことなのかな。




そうか、きみはいい感受性をもっている。

今日からは、あなたの盲導犬

2008-05-23 22:46:13 | 読書感想文
今日からは、あなたの盲導犬
日野多香子:文 増田勝正:写真
岩崎書店 2007 いのちのえほん 20


そうか。そうだなぁ。
確かに、盲導犬を連れている人を見ると、犬が主体になって動いているように見える。

今までは、どちらが主でどちらが従とかあまり考えてなかったんですが…。
まあ、普通に考えると、人間の方が主じゃないとおかしいんですよね。


しかし、実際のところ、やっぱりどちらかが主でどちらかが従ということでもないのかもしれません。
盲導犬が人間を引っ張って行ってるのではないのはもちろんにしても、人間が主体になって動いているとは言え、危険が及ぶ可能性のある命令には従わないなど、犬側もきちんと考えています。


お互いがお互いに考える。
人間の目の代わりになり、自身で下すべき視覚的判断を下す。

それが盲導犬なのでしょう。




これからは、セロシアといっしょに新しい道を歩いていきます

ぼくのだいすきなケニアの村

2008-05-21 23:41:06 | 読書感想文
ぼくのだいすきなケニアの村
ケリー・クネイン:文 アナ・フアン:絵 小島希里:訳
BL出版 2007


炭入りの熟成牛乳。
おいしいという虫。

どれも私たち日本人には馴染みのない文化です。

まあ、しかしそれは、逆からみても同じなのでしょう。
ケニアの方に、醤油だの納豆だの見せても、きっと「なんだこれは」と思われるのでしょうし。

蛸ですら、外国の方にとっては「食べ物」ではないのですから。


しかし、どんなに文化が違っても、ふるさとは素晴らしいものということは、変わらないようです。




「ホジ?」 「カリブ!」


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12万円で世界を歩く

2008-05-20 23:17:39 | 読書感想文
12万円で世界を歩く
下川祐治
朝日新聞社 1997 朝日文庫


すでにこれは歴史書だ。

インドネシア、スマトラ島、返還前の香港、ソ連、ベルリンの壁、天安門事件…などなど。
今となっては、すでに「歴史」の領域に入りつつある出来事です。

中国四川省、まだまだビルマと呼ばれていたミャンマー…。
今、大変なことになっている地域もでてきます。

12万円。
その価値も、大きく変わっているでしょう。


その時代、世界はこんな風に回っていた。

今はどうなのだろう…。
その土地土地の人々は、あのときの心を、そのまま持ち続けているだろうか。

世界は変わった。

ソ連崩壊。
ベルリンの壁崩壊。
アメリカ911テロ。
東ティモール独立。
スマトラ島は地震に見舞われ、中国ではオリンピックが開催されようとしている。

そしてまた地震。
ハリケーン。

世界は刻々と変わって行きます。
そして人々の心もまた変わって行きます。


日本人は?

日本人の心は、この時代とどう変わったのだろうか。



オデッセイ号航海記の後に読むと、ちょっと複雑な気持ちになるな…。




 恐ろしい川である。


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だいじなとどけもの はじめてよむどうわ 4

2008-05-19 23:39:35 | 読書感想文
だいじなとどけもの はじめてよむどうわ 4
E・H・ミナリック:ぶん モーリス・センダック:え まつおかきょうこ:やく
福音館書店 1972 世界傑作童話シリーズ


みんないいやつばかりです。

なかでも、特にいいやつなのは、ねこさんでしょう。
わざわざ水の中にまで入ってきてくれるのですから。

ねこって水は好きじゃないはずなのに。




「キスは、そのくらいで、もうたくさん」


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モーリス・センダック
松岡享子

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かえってきたおとうさん はじめてよむどうわ 2

かえってきたおとうさん はじめてよむどうわ 2

2008-05-19 23:29:35 | 読書感想文
かえってきたおとうさん はじめてよむどうわ 2
E・H・ミナリック:ぶん モーリス・センダック:え まつおかきょうこ:やく
福音館書店 1972 世界傑作童話シリーズ


おとうさんダンディですね。

おなかでてるけど、ダンディですね。




「そうだ。ちょっとしたこつを のみこんでさえいればね」


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モーリス・センダック
松岡享子