古き良きアメリカの社交場＠Hillsboro Pharmacy and Fou

春休み期間中！ということで、一日乗車券を買って、西郊外の街、ヒルズボロへ行ってみることに。

以前、地元のフード雑誌に特集されていた、昔ながらの“アメリカの喫茶店”に行ってみたいと、ヒルズボロのダウンタウンにある“Hillsboro Pharmacy and Fountain” へ。

1893年創業のこのお店、元々は店名の通り“薬局（Pharmacy）”で、当時の薬局は郵便業や銀行業等、市民の生活に必要な様々なサービスを提供していたらしく、同店は更に飲食業にも着手、ソーダ水や軽食を提供して、様々なビジネスのため同店にやってくるお客の、ちょっとした社交場的存在となっていたらしい。

今は、薬局というより、文具や小物を扱った（日本語で言う）ファンシー・ショップのような趣で、店内の奥に長細いカウンターがあり、ここでアイスクリームやサンデーを食べられるようになっている。

我々はパイにアイスの乗ったパイ・アラモードと、ミルク・シェイクをオーダー。パイとアイスは自分でフレイバーをチョイスできるとあって、キイライム・パイとストロベリー・アイスに。名前は良く聞くけれど、食べたことのなかったキイライム・パイ。フロイダ方面が発祥の地で、てっきりライム系のお酒が入った大人のパイかと思いきや、ノン・アルコールで、ライム・ジュースが入っていたため、今では緑色に着色するようになったのだとか。シェイクも使うアイスを選べるのだけど、夫はバニラをチョイス。

量も味も“健康的”とは程遠い、典型的なアメリカンといった感じ。ただ、全品＄2～4という値段を考慮すれば、とてもリーズナブル。子供づれのお父さんが二人でサンデーをシェアしている姿がほほえましく、今でも地元の人が気軽に甘いものを求めて立ち寄れる、貴重な場所なのかもしれない。