素朴なドーナツ＠Delicious Donuts

ある日、ウィラメット川に掛かるバーンサイド橋を東岸へ渡って程近い場所に、昔風のドーナツ屋さんがあるのを発見。

お店は閉まっていて、営業時間を見てみると、朝５時や６時から営業で、閉店は朝１１時または売り切れたら、とのこと。お店の場所は、Ｅバーンサイドとグランド通りという、ＳＥ地区の大動脈の交差点だけれど、オフィスがたくさんあるわけでもなく、人通りが多い通りでもないため（車は多いけど）、朝のみの営業でやっていけるドーナツ屋に少なからず興味を持った。

最近、そっち方面へ行く機会があったので、早速試してみることに。お店は店内のイートイン用にテーブルセットが３つほど置かれ、お客さんは居ない。午前８時半頃に到着したのだけど、ショーウィンドーの半分ほどしかドーナツが入っていなくて、“既にけっこー売れたのかな？”と思われる。

自分用に大好きなシロップ掛けのグレーズと、夫の好きなオールドファッションを持ち帰りでオーダー。出来立てをと、私の分は早速食べてみると、生地は肉厚ながらフワフワ、甘さも控えめかつ脂っこくなく、なかなかおいしい。お値段も１個１ドル以下と良心的。ネット上で、“市内で一番有名なドーナツ屋よりもおいしい！”との意見もあったけど、うなずける。

夫のオールドファッションは、外側のカリカリ感が足りず、やっぱり市内で一番有名店のものが最もおいしい、とのことだけど、家族経営のこのお店も、なかなか。ただ、朝の弱い私にとっては、家から近くもないこのお店にまたいつ来られるのか、かなり未知…。