ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

NBC観戦!

2009年01月25日 | イベント
ヒョンなことからNBAのチケットを2枚もらったので、今日は初めてのプロ・バスケットボールの試合を見に行ってきました。

NBA(National Basketball Association)は、シカゴ・ブルズやマイケル・ジョーダンらでおなじみのプロ・バスケの競技団体で、現在全米(とカナダ)に全30チームあり、何とポートランドにも“トレイル・ブレイザーズ(開拓者の意味、1970年創設)”というプロ・チームが存在するのです!このチーム、市民にとても愛されていて、毎年最終決戦に残るほどの実力はないけれど、ホームでの試合は、シーズン(10月~翌4月まで)はじめに売り出される全82試合のチケットが完売する人気ぶり。

2万人は収容できると言われるスタジアム(3階席までアリ!)は、市内の中心にあって、チームのオーナーであるマイクロソフト社の共同創始者が1990年代に建てたもので、なかなか立派。スタジアムの道すがらにはダフ屋がいたり、スタジアム内には売店やスナック売りが歩き回ってたりして、日本の野球場やサッカー場と変わらない雰囲気。

ただ、日本のプロ・スポーツと全然違うところもたくさん!!まず、試合そのものが完全にショーであること。スポーツのフェアプレー精神ウンヌンなんて完全に吹っ飛んでる(笑)それもそのはず、アメリカで言う「プロ」は、何よりそのプレーで、その演出で「お客を楽しませることが第一義」で、試合中のタイムや休憩時間に出てくるチアリーダーや地元民を巻き込んだ様々な余興はもとより、試合中も、ホームでの試合は完全に(ポートランド)ブレイザーのペース。場内の実況中継や大音量の効果音も、ブレイザーズが主導権を握っている時は「Go Goブレイザーズ!」で、相手にボールを取られたり、こちらに不利な審判が下るとブーイングの嵐。スタジアムの99%はブレイザーズ・ファンといっても過言ではなく、「ホームで勝てないと勝率5割はムリ」といった具合。

それに、ものすごく商業主義。スタジアム内にはところ狭しと電光掲示板が張り巡らされていて、数秒ごとに各スポンサー企業の名前がケバケバしい電飾と共にチカチカ点灯。特にタイアップしてるピザやお菓子のCMには、市民の愛するブレイザーズの主力選手が出演して商品をアピールするから効果絶大。少なくともスタジアム内での売り上げにはかなり貢献しているはず。その他、スタジアムの高い天井から車の形をした大きな風船が会場を回遊して、ヒラヒラ優待チケットを配ったり(もちろん地上では取り合い!)、スポーツも完全にショービジネス、という印象。

あと、おもしろかったのは、殆どの観客が見事にブルーのジーンズを履いてたこと!土曜の休日、ということもあるのだろうけど、日本では老若男女がジーンズを履いてるわけではないから、こんなにブルーにはならないと思う(笑)。着るものにこだわらないポートランダー(=ポートランド市民)だけど、この光景にはアメリカンな一面を感じました。

試合は無事、ブレイザーズが東海岸からやってきたワシントン・ウィザーズを100:87で下して勝利。プロ・バスケの試合観戦は初めてだったけど、「さすがプロ!」というパスやチーム・プレーは圧巻で、それにダンク・シュートは迫力満点でした。ポートランダーじゃないけど、これからブレイザーズが勝ち進んだら、ちょっとうれしいかも(笑)


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