ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

“コブはコブ”、でもアート@Transit Mall

2010年02月25日 | 地元事情
ダウンタウンの5番通りと6番通りは、公共交通であるバスや大きな路面電車MAXの通る、街の大動脈。70年代から“Transit Mall”としてその役割を果たしてたけど、街の変遷と共に交通路も変わる中、昨年から再び5番&6番通りが公共交通と歩行者優先の通りとなり、多くのバスやMAXが行きかって賑やか。

ポートランド都市部の公共交通を管理する公的機関Trimetは、この大動脈の復活を記念して、歩道に数々のパブリック・アートを設置、通行人や公共交通の車窓から見る乗客の目を楽しませている。

その中で、最近不思議な&かわいいブロンズ像を発見!6番通りと市内を南北に隔てるバーンサイド(Burnside)通りに程近い歩道に、3体あるブロンズ像。口をすぼめたおばさんのような小人像、プリプリ怒っているような小人像、3つ目はテニスボール大の丸い物体が垂直に連なっているオブジェ。特に、このプンプンしている小人像が可愛くて、なぜこの場所にあるのか知りたくなった。

オブジェのある歩道には、プレートや説明書きは何もなかったから、観光局で知った、市内のパブリック・アートを管理する団体“地域芸術文化委員会(Regional Arts & Culture Council)”に照会してみることに。

担当者は丁寧に回答してくれ、作者は“Bruce Conkle”という地元ポートランドのアーティストで、去年の10月に設置、その他の5&6番通りの作品同様、公共交通公社であるTri-metが作品を買い取り、市に寄贈、それをこの委員会が維持・管理しているとのこと。また作品名は、“コブはコブ(Burls Will Be Burls )”という、何とも哲学的な名前。確かに、テニスボールをつなげた様なブロンズ像はコブといわれればコブかも知れない。

ちなみに、同委員会では、その他市内に点在する各種パブリック・アート(小さなブロンズ像から壁画、噴水や建築物まで)を管理していて、同HP上で各作品を検索できる(ちなみに、今回の小人像は設置が新しく、まだHPには掲載されていない)。この5番&6番通り以外にも多くのパブリック・アートがたくさんあって、通りを歩いて新しい発見をするのも楽しい。




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