ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

世界で一番小さな公園/Mill Ends Park

2010年04月13日 | 地元事情
ポートランドには世界で一番小さな公園“Mill Ends Park”がある。

市内を流れるウィラメット川のウォーター・フロントにも程近く(SW Naito Parkway & Taylor)、この辺りは何度も自転車や車で通っているはずなのに?と訝しがりつつ、お散歩してみると、道路の中央分離帯に丸いホールが!

1948年、第二次世界大戦が終わり、ジャーナリズムの仕事に復帰したMr. Faganは、事務所に程近い場所に、レプラカーン(leprechaun)と呼ばれる妖精が穴を掘っているのを発見!この妖精、欧米世界では、捕まえると願い事を叶えてくれる、ということで、早速“自分の公園が欲しい!”というお願い事をすると、小さな丸いホールを掘って同氏にくれたと言う。お願い事はしたけれど、大きさを指定しなかったため、幅約60センチの小さな公園になってしまったが、同氏は死ぬまでこの公園を大切にし、同氏死後の1976年には市民公園に登録。また1971年には、ギネス・ブックより“世界一小さな公園”として認定された由。

Fagan氏は元々アイリッシュで、この公園が設立されたSt. Patrick Day(アイルランド聖人のお祭)にちなみ、現在でも同日を含む、様々なイベントが年間を通じて行われるという。来年覚えていたら、ぜひセント・パトリック・デイに同公園を訪れてみたい。

※マンホール程度の大きさしかないこの公園、何のプレートや案内書きがあるわけでなく、心していかないと、本当に簡単に見落としてしまう。

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