ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

ポートランド美術館

2010年04月12日 | 地元事情
3月14日(日)は、“ポートランド美術館”の入館料が無料!と聞いて、早速行ってみた。

家から数区画しか離れていないこの美術館、以前、小学生のツアーを引率するボランティアをした際に訪れたことがあるのだけど、今回は自分のペースで回れるから、好きなセクションを重点的に見ることが出来る。

1892年に設立、当時アメリカ西海岸で最初の美術館であり、全米でも7番目に古い歴史を有し、改築工事の結果、全米で25番目に大きな美術館。
正直、ニューヨークやロンドン、パリなど世界主要都市の有名美術館等と比較すると、所蔵品やその数で随分と見劣りしてしまうけど、そもそも都市の規模も違うわけだから、比べるのが酷というもの。

確かに、中世西洋画やアジア・コレクションなど日本を含む極東アジアの美術工芸品セクションもあるのだけど、これはその他有名美術館にお任せして、
この美術館で見るべきところは、地元ポートランドやアメリカ北西部といった地元のアーティストの作品と、同じく地元近郊のネイティブ・アメリカンの手による民芸品のコレクション!特に、地元インディアンの工芸品を見ていると、素朴ながら自然と密接に関わって生きてきた彼らの生活模様が伺われて、また現代人が忘れがちな生き物としての人間らしさと言ったものに、改めて気づかされる。

また、個人的に現代アートも好きだから、小さくてもそのコーナーがあるのは、うれしい。企画展も年に数回の頻度で変わり、訪れる度に新しい発見がある。

通常であれば入館料大人一人12ドル。ちょっとお高めだけど、観光局には2人で1人分の料金になるクーポンを無料で配布してるし、毎週金曜日の夕方(5~8時)からは入館料が無料、また今回のように、年に数回、日曜日に家族開放デーとして入館料が無料になる日があるらし。小さいながら、ミュージアム・ショップも面白グッズが見つかるし、身近にアートに触れられる場所。

最新の画像もっと見る