レジスタンス芸術を見に

３月１０日（水）、近くを通りかかったので、“パシフィック・ノースウェスト芸術大学（Pacific Northwest College of Art、PNCA）”で開催されている、レジスタンス芸術に関する展示を見ていくことに。

この企画展は、各地で行われているあらゆる抵抗運動に関するポスターやメディア等の芸術的価値に着眼して、構内の展示室とオープン・スペースを使って、世界各国のレジスタンス・アートが展示されている。

展示内容も、アメリカ国内におけるネイティブ・アメリカンの権利を求める運動や、占領下のパレスチナ、東欧の民主主義へ移行する際の動乱期や、南米における反政府運動など、様々。時に集会を訴えるチラシであったり、漫画や風刺絵で現政権を皮肉っていたり、抗議デモの際に着用する衣服であったり。“抵抗運動”をテーマに、たくさんの品々が集まって、なかなか見ごたえがあった。

この大学自体は、ポートランドのお洒落地区パール地区に位置していて、キャンパス自体は大して大きくないものの、1910年開校という歴史のある私立芸術大学。