ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

ビール事情⑦Widmer Brothers Brewing

2009年10月18日 | ビール事情
ポートランドのみならず、全米にその名を知られる“ウィドマー”は、1984年にKurtさん&Robさん兄弟がポートランドで創業した醸造所で、その規模は、オレゴン州第1位、全米では11番目を誇る。

ウィラメット川にほど近い本社で、工場見学出来ると聞いて、早速行ってみることに。

金曜日の昼下がり、家族づれや同僚たちが楽しそうにビールを飲んでいるパブ・セクションを抜け、奥の宴会場へ。すでに50名近い男女がテーブルについて待っている。

時間になると、醸造所のおじさんがピッチャーをいくつも抱えてやってきて、まずはビールの基礎知識とウィドマーのビール各種の試飲。エールやアンバー、IPAなど、ちいさなカップに入ったビールが配布され、各カップが配られることにおじさんがそれぞれ味の特徴や醸造におけるポイントなど説明。ただ、おじさんのビールへの愛情に深く裏打ちされた説明は、ビール一つ当たり20分くらいはかかっていて、説明というよりもう熱弁。5つ試飲した中でも一番おいしかったのは、何といっても一番有名なヘーフェヴァイツェンと呼ばれる、ドイツ系ビール。同社はこのビールの開発で全米的に有名になったと言われるのだけど、軽くて、でもしっかり味わいがあって、おいしい。さすが、濾過&加熱していない、旨みが伝わってくる。

で、ようやくパブから場所を移動し、通りを隔てたビール工場へ。さすが全米でも名の知れたビール会社となると、その装置も大型で、麦やホップの保管場所から、発酵&熟成タンクまで、すべてが大きい。

今ではあまりにも有名になりすぎて、地元を愛するポートランド人にとっては、もっとマイナーで小さな醸造所を支持する人もいるけれど、恐るべしウィドマー、やっぱりおいしい!しかも工場見学の最後に、参加者一人ひとりに同社ロゴ入りビールグラスとキィチェーンのプレゼント付き!さすが、太っ腹です!


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