ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

第2回・“屋台で食べよう”イベント

2009年04月19日 | イベント
ポートランドは外食産業の盛んな都市だが、今から10年ちょっと前から、屋台文化も発達して、現在ではなんと約170ヶ所の屋台が市内に存在するといわれている。我々は通常、節約と健康管理のために殆ど外食をしないが、大学の前には昼時になると、メキシカンや地中海、タイ料理の屋台が出没し、また市内の駐車場には何台ものバンが密集して、ちょっとした屋台村と化している場所も複数。ちなみに、価格帯は5ドル~6ドルが主流で、和食の屋台もちらほら見られ、特にお弁当という言葉や概念は当地でもBENTOとしてしっかり定着している。

で、今日は地元タウン誌ウィラメット・ウィーク紙等による、地元の屋台を集めたイベント“第2回Eat Mobile”が開催されるということで、行ってみた。入場料5ドルで、市内の15ヶ所の屋台の味が楽しめるというもの。

けっこー名の知られたお店も出ていて、喜び勇んで会場に着いてみると…既に会場には長蛇の列!交通渋滞も満員電車も殆ど経験せずに生活できるポートランドでは異例の事態にかなりたじろぐ。300メートルほど、会場の周りを取り囲んだ列に並んで待つこと30分弱、ようやく普段は駐車場と思しき会場内に。

ただ、中もすごい人手で、各屋台から料理を入手するにもまたも列に並ぶ羽目に。供される大きさは、通常の3分の1程度や味見用と小さく、サンプル・サイズ。それでも、様々な屋台の味が一同に味わえるとあって、会場内はすごい熱気。

我々は、長い行列にウンザリしつつも、家の近所に屋台があるドイツの本格ソーセージがウリのサンドイッチ、メキシコ料理屋でタコス、イタリア屋台でアランチーノ(米とチーズの入った丸いコロッケ)、具沢山のスープをそれぞれ並んでゲット。ソーセージはさすがに肉厚でおいしく、タコスも本格的に辛い!アランチーノの他に、ポテトサラダをフライにしたようなスナック感覚の物も食べたが、これはローズマリーが入っているのか、ハーブが利いていてなかなか美味。

ただ、ものすごい人手に圧倒され、またイチイチ長い行列に並ばねば食べ物が手に入らないこともあり、以上で今日の晩ご飯は終了。中には、地元で評判のアイスクリーム屋や、西洋人のおじさんが一人で切り盛りして、具に“てんぺい”を使うなど、こだわりが垣間見られるおにぎり屋さんもあったのに、とても全部を回ることは出来なかったのは残念(涙)

こういう地元の小規模ビジネスを応援するイベントを開くのもポートランドならでは。今度は全部制覇してみたいな♪


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