ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

パイ・コンテストに参加しました!/Pie-Off Portland 2009

2009年08月19日 | イベント
8月16日、市東北部のペニンスラ公園で“ポートランド・パイオフ2009”が開催された。

このパイ・コンテスト、“ポートランド・パイ委員会”が主催で、ポートランドを擁するモルトノマ郡や地元企業等の協賛を得て、9部門のパイ(おかず、核果、その他の果物、ベリー、クリーム、カスタード、何でもあり、ナッツ、CPR(材料にC.P.Rの付くものを使ったパイ))の中で、それぞれ1番を競うというもので、各部門の優勝者から最優秀者が選ばれるというもの。

いつものごとく、タウン誌でこのイベントを知って、面白そうだからとHPを覗いてみたら、誰でも無料で大会後に出品されたパイが食べられるとの由!アメリカンなパイや料理について知りたいと思っている私には絶好の機会、と思うと同時に、折角なら日本の味をみんなに紹介したいな、という野心がフツフツと湧き上がり、オンラインから申し込みを済ませ、いざパイを焼くことに!

日本、和菓子といえば小豆ということで、パイの中に小豆と大好きなクリームチーズ、それに食感のアクセントとして砕いた天津甘栗を入れて、オーブンで焼くこと1時間。パイ生地だっていつも作っているわけではないのに、アメリカのパイ大会に出品しようなぞと、自分でもかなり良い度胸だと思いつつ、大会前日に友人宅にお呼ばれしたから、その時にまず試作品を持って行き、なかなかの好評を得たことに気をよくして、翌日も同じ調子で朝からせっせとパイを焼く。

見た目も重要と思って、大好きなたい焼きになぞらえ、パイの表面には魚を模って蓋に。アツアツを持ってバスに乗り込み、いざ会場へ。

公園の一角に人々が集まって、木立の中に置かれたテーブルには既にクロスが敷かれ、早く来た参加者のパイが並べられている。かれこれ2時間弱で審査が終わり、ドキドキの結果発表!

実はちょっと自信があったのだけど、結果は惨敗(涙)ただ、私が出品した“何でもあり”部門の優勝者が最優秀賞をもらったことが、少しは慰めになったかな。結果発表の後は、参加者も物見遊山の一般人もみんな集まって、パイの試食!最優秀の“きゅうりとハチミツのパイ”というパイは確かにフィリングと生地の相性も良くおいしかった。

主催者の情報によると、今回のパイ大会は、出品パイ数72個、13人の審査員に300人の参加者が集まったとのこと。
来年また出場するかはまだ決めていないけれど、今回の教訓としては、見た目の美しさはかなり重要(審査員にしても70個近いパイの全部を(一口ずつでも)食べるのはムリがあり、見目美しい何点かを集中的に吟味していた様子、ということは、見た目のダメなパイは審査の対象にもならない、ということ)。そして、一番のネックは甘みの量。とにかく他の出品がことごとく甘い!この甘みの中で戦うには、こちらも大量の砂糖等を使用しなければならないけど、必要以上の砂糖は日本人として(?)不本意なところ。なかなか難しいジレンマだと思う。

いずれにせよ、いろんな人が作ったパイを目で舌で味わえたのは大収穫!

追伸:結局、このパイ大会に向けて2回を焼いたのだけど、一度も自分のパイの写真を撮らなかった!魚型が丸いパイ皿の上に乗って、そこそこかわいかったんだけどな(笑)


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