2020年6月度例会「岳山」下見報告 記録者:関口 恒
日時:2020年4月15日(水)
出発:9時25分 JR湖西線 近江高島駅
コース(メモ):
近江高島駅P9:25-高島小、中-JA西びわこ-9:46大炊神社-長谷寺(トイレ、登山者カード)
-9:52登山口-(ミツバツツジ、椿)-10:04延命地蔵尊、標識(左山。右獄詣り道)上着脱ぐ-10:12賽の河原
-10:28石灯篭(琵琶湖、白坂眺望、シャツ脱ぐ)10:36-白坂分岐-10:50石灯篭、不動明王祠(湧水)
-10:54弁慶の切石(2m)-石段-トラロープ-11:01尾根道(対岸に見張山)-岩登り11:05-11:10赤茶け斜面
-11:17レスキューポイント(リトル比良1)-11:28岳山(石造観音三尊:元嶽岩屋観音)昼食12:05-1p(11:08)
-3P(565m)12:16-(イチリン草)-12:25鳥越(富坂口分岐)-12:42鸚鵡岩12:55-13:05鳥越峰
(岩阿砂利山分岐)-13:10電波塔(反射板2枚)-倒木多く(屈む、跨ぐ、迂回)馬酔木-13:37鉄砲岩
-13:42寒風-13:45[打下山-鹿ケ瀬山]-14:05ろくは石-14:24見張山(2等三角点517.2m)14:24
-14:34長法寺分岐(高圧鉄塔)-14:40馬の足形(大岩)-14:45打下城跡分岐-14:50打下城跡14:55
-14:58分岐-沢沿いの坂道、細道-15:17山王谷荒廃砂防ダム(対岸:満開の桜)
-15:24獣除けフェンス出口-15:30日吉神社(参拝-トイレ)15:40-15:50高島駅P
(歩こう会に参加して)
「下見は結構きつかったけど、気晴らしが出来ました。」
新型コロナウィルスの感染予防策で在宅勤務を始め自宅での引き籠り生活が続き、自粛中の歩こう会活動の再開に備えてとの大義名分を勝手に掲げ、2回目の岳山行を決めた。1回目は、昨年11月に岳山、鳥越峰、岩阿砂利山から寒風峠、楊梅の滝を経て北小松駅までの13km、7時間以上の所謂、リトル比良縦走を行った。距離も長く、長時間を要するので今の歩こう会では難しそうで、岳山までの往復、若しくは鳥越峰から見張山を経て近江高島に戻る周回コースを想定して提案した所、幹事会で承認され6月度例会に登録された。鳥越峰から見張山は倒木も多く雀蜂もいるとのネット記録も目にしていたので実際に確認しようと、当日休暇登録して下見に行った。
ウィルス対策のためのマイカーを近江高島駅に隣接の24時間駐車場に止め、駅のトイレを借りて身支度整えて出発。天気予報では最高気温が20℃を超えるとのことだが朝は肌寒くウインドブレーカーを着たままで歩き出す。地図を確認して城山台の住宅の裏山が今日の下山道と推理しながら、「リトル比良」の標識を確認して音羽集落を目指す。高島小学校、中学校の横を通るが車は止まっているが休校らしく人の気配無く、若者一人とすれ違う。中学校を過ぎた辺りから左前方に岳山が見える。
JA西びわこの倉庫前の信号を左折して暫く行くと、登山道の起点となる大炊神社に到着。安全登山とウィルス感染防止を10円玉でお願いし、トイレ休憩(作業する住民1名を認識)。トイレの隣の長谷寺で観音さまに拝礼。この長谷寺は、昨年7月7日に改元記念で秘仏の十一面観音菩薩立像が24年振りに開帳され、参拝に訪れた寺。その参拝の折に、ここがリトル比良の登山口であることを知り、11月の第1回目の登山となった。何度か迷った末、念のために登山者カードを投函し、出発。
暫く行くと野獣除けの金網の扉を抜け少し歩くと道端には4月4日の稲荷山で見かけたミツバツツジと椿が咲いている。10分程歩くと延命地蔵尊と道標があり、身体も暖かくなってきたのでウインドブレーカーを脱ぐ。更に歩くと少し開けた広場の「賽の河原」に着く。
前方には岳山が見える。歩くにつれ身体が温まり汗ばんできたが、脱ぐ切っ掛けもなく見覚えのある大きな石灯篭に着く。振り返れば琵琶湖(春霞で伊吹山等の遠方は見えず)を一望でき、前方には名前の通りの白坂も見える。シャツも脱ぎ、歩こう会Tシャツ姿になる。
水分補給や写真撮影で10分弱休んだ後、ガレ場の登山道を行き、白坂の分岐を過ぎると更に険しい登山道となる。15分程歩くと小さな石灯篭があり、その奥には基礎部から湧水の流れる祠があり、中には不動明王の石像が祀られている。さらに登ると2mほどの高さの「弁慶の切石」があり、石段が続き、尾根道にでる。対岸には下山道の見張山らしきピークも確認できた。地図で見るとこの辺りに1995年に麓の長谷寺に移転した嶽観音堂があったらしいが、痕跡は分からなかった。もしかするとこの後に続く岩登りの大岩近辺かもしれないが、登ることに必死で痕跡を見落としている可能性が大きい(次があれば、もっと冷静に確認しようと反省)。
尾根道に出てから岩で歩きにくい道を登ること30分弱で、漸く岳山の山頂にある「石造観音三尊像」に到着(11:28)。昼食のカップ麺とパン等で腹ごしらえして、記念写真も撮り30分弱の休憩。三尊像岩屋の裏側も考慮すれば10数名での昼食場所として問題ないと勝手に判断する。
前回よりきつめに感じながら登ったが、高島駅から2時間で前回と変わらず、5か月前で記憶が薄れているだけかもと気を取り直し歩き出す。スミレの花咲く尾根道を、短めの下り登り3回繰り返して565mピークに到達。前回はここが岳山頂上と思っていたが標識もなく、誤解だったと思い至る。目の前には鳥越峰が聳え、右端にオーム岩も確認できる。坂を下り、峠の「鳥越」を超え、イチリンソウや名前を思い出せない野花を見て気を紛らしながら登ること20分弱でオーム岩に到着。絶壁の岩の上から琵琶湖や周りの眺望を楽しむ(Ⅿ松さんなら卒倒しそうと、前回同様に思った眺め)。周りの森にはコブシの花があちこちに咲いている。
オーム岩から10分で「見張山ー岩阿沙利山」の分岐となる鳥越峰(702m)に着く。鳥越峰の頂上が他にあるのかと岩阿沙利山方面に50mほど行くがそれらしきピークはなく、引き返して見張山を目指す。
5分程で2枚の反射板が向い合っている電波塔(?)が現れ、馬酔木が多い山道の倒木を潜ったり跨いだり迂回したりしながら30分弱で大きな「鉄砲岩」に到着。
さらに「寒風」の標識を経て30分で、「ろくは石」に着く。《ろくは48》等と訳の分からぬことを考えることもなく、写真に収める。
倒木を潜ったり跨いだり迂回しながら20分ほど歩くと漸く見張山に到着。「見張山」にある2等三角点(517,3m)をタッチして暫し休憩。想定していた以上に倒木が多く(大小合わせて20カ所以上はあったかも)、余分な体力を消耗して疲れが溜まる。短い脚を無理して伸ばし攣りそうになって冷や汗をかいた場所もあった。
10分ほどで鵜川方面にある長法寺分岐に着き、近くの高圧鉄塔から鵜川集落と琵琶湖を見下ろす。長法寺跡に行くのは止めて分岐に戻り、「馬の足形」と言う大岩を過ぎ10分で打下(うちおろし)城跡分岐に到着。本番では誰も行かないだろう城跡まで行き、樹木で覆われ展望の悪い中主郭と言う場所にある案内板を撮影して分岐まで戻る。
暫く下ると砂防ダムから流れる滝が見える。沢沿いの急坂、場所によっては30cmほどの狭い道幅の道を20分ほど下るとダム面に絵が描かれている「山王谷荒廃砂防ダム」に着く。対岸には今日初めての満開の桜を見ることができ少し感動。沢沿いの道をさらに下ると野獣除けの番線フェンスがあり、チェーンを外して沢沿いの細い道を下ると左側に日吉神社が現れる。
日吉神社の手水舎で手を清めて階段下の賽銭箱付の小さな拝殿で安全登山のお礼をとも思ったが、気を取り直して200mほど階段を登り、本殿を参拝(オーム岩で拾った10円含めて20円で安全登山を感謝)。草刈り機で除草する人に遭遇。階段下にあるトイレで用を足し顔を洗ってすっきりした気分となる。
日吉神社下の住宅を抜けて近江高島駅の駐車場に到着。お疲れ様でした。振り返ると朝予想した通りの正面の山が下山道だったことが分かった。歩きぬいた喜びを冷たいビールで祝したい気持ちだが、駅前のローソンでレモン炭酸水を買い喉を潤して家路についた。
YAMAP記録では、時間(6:24)、休憩(1:14)、距離(11.3km)。遠雷のような爆発音が時折、聞こえる程度で静かな山道だった。総じて結構きつい山道だったけど、気晴らしができて幸せ気分。これで歩こう会活動の再開に向けた準備万端。コロナウィルスをやっつけよう!!
(書き置けば思い出し易くなると、暇に任せて長々だらだらの記録作成。2020年4月18日)
日時:2020年4月15日(水)
出発:9時25分 JR湖西線 近江高島駅
コース(メモ):
近江高島駅P9:25-高島小、中-JA西びわこ-9:46大炊神社-長谷寺(トイレ、登山者カード)
-9:52登山口-(ミツバツツジ、椿)-10:04延命地蔵尊、標識(左山。右獄詣り道)上着脱ぐ-10:12賽の河原
-10:28石灯篭(琵琶湖、白坂眺望、シャツ脱ぐ)10:36-白坂分岐-10:50石灯篭、不動明王祠(湧水)
-10:54弁慶の切石(2m)-石段-トラロープ-11:01尾根道(対岸に見張山)-岩登り11:05-11:10赤茶け斜面
-11:17レスキューポイント(リトル比良1)-11:28岳山(石造観音三尊:元嶽岩屋観音)昼食12:05-1p(11:08)
-3P(565m)12:16-(イチリン草)-12:25鳥越(富坂口分岐)-12:42鸚鵡岩12:55-13:05鳥越峰
(岩阿砂利山分岐)-13:10電波塔(反射板2枚)-倒木多く(屈む、跨ぐ、迂回)馬酔木-13:37鉄砲岩
-13:42寒風-13:45[打下山-鹿ケ瀬山]-14:05ろくは石-14:24見張山(2等三角点517.2m)14:24
-14:34長法寺分岐(高圧鉄塔)-14:40馬の足形(大岩)-14:45打下城跡分岐-14:50打下城跡14:55
-14:58分岐-沢沿いの坂道、細道-15:17山王谷荒廃砂防ダム(対岸:満開の桜)
-15:24獣除けフェンス出口-15:30日吉神社(参拝-トイレ)15:40-15:50高島駅P
(歩こう会に参加して)
「下見は結構きつかったけど、気晴らしが出来ました。」
新型コロナウィルスの感染予防策で在宅勤務を始め自宅での引き籠り生活が続き、自粛中の歩こう会活動の再開に備えてとの大義名分を勝手に掲げ、2回目の岳山行を決めた。1回目は、昨年11月に岳山、鳥越峰、岩阿砂利山から寒風峠、楊梅の滝を経て北小松駅までの13km、7時間以上の所謂、リトル比良縦走を行った。距離も長く、長時間を要するので今の歩こう会では難しそうで、岳山までの往復、若しくは鳥越峰から見張山を経て近江高島に戻る周回コースを想定して提案した所、幹事会で承認され6月度例会に登録された。鳥越峰から見張山は倒木も多く雀蜂もいるとのネット記録も目にしていたので実際に確認しようと、当日休暇登録して下見に行った。
ウィルス対策のためのマイカーを近江高島駅に隣接の24時間駐車場に止め、駅のトイレを借りて身支度整えて出発。天気予報では最高気温が20℃を超えるとのことだが朝は肌寒くウインドブレーカーを着たままで歩き出す。地図を確認して城山台の住宅の裏山が今日の下山道と推理しながら、「リトル比良」の標識を確認して音羽集落を目指す。高島小学校、中学校の横を通るが車は止まっているが休校らしく人の気配無く、若者一人とすれ違う。中学校を過ぎた辺りから左前方に岳山が見える。
JA西びわこの倉庫前の信号を左折して暫く行くと、登山道の起点となる大炊神社に到着。安全登山とウィルス感染防止を10円玉でお願いし、トイレ休憩(作業する住民1名を認識)。トイレの隣の長谷寺で観音さまに拝礼。この長谷寺は、昨年7月7日に改元記念で秘仏の十一面観音菩薩立像が24年振りに開帳され、参拝に訪れた寺。その参拝の折に、ここがリトル比良の登山口であることを知り、11月の第1回目の登山となった。何度か迷った末、念のために登山者カードを投函し、出発。
暫く行くと野獣除けの金網の扉を抜け少し歩くと道端には4月4日の稲荷山で見かけたミツバツツジと椿が咲いている。10分程歩くと延命地蔵尊と道標があり、身体も暖かくなってきたのでウインドブレーカーを脱ぐ。更に歩くと少し開けた広場の「賽の河原」に着く。
前方には岳山が見える。歩くにつれ身体が温まり汗ばんできたが、脱ぐ切っ掛けもなく見覚えのある大きな石灯篭に着く。振り返れば琵琶湖(春霞で伊吹山等の遠方は見えず)を一望でき、前方には名前の通りの白坂も見える。シャツも脱ぎ、歩こう会Tシャツ姿になる。
水分補給や写真撮影で10分弱休んだ後、ガレ場の登山道を行き、白坂の分岐を過ぎると更に険しい登山道となる。15分程歩くと小さな石灯篭があり、その奥には基礎部から湧水の流れる祠があり、中には不動明王の石像が祀られている。さらに登ると2mほどの高さの「弁慶の切石」があり、石段が続き、尾根道にでる。対岸には下山道の見張山らしきピークも確認できた。地図で見るとこの辺りに1995年に麓の長谷寺に移転した嶽観音堂があったらしいが、痕跡は分からなかった。もしかするとこの後に続く岩登りの大岩近辺かもしれないが、登ることに必死で痕跡を見落としている可能性が大きい(次があれば、もっと冷静に確認しようと反省)。
尾根道に出てから岩で歩きにくい道を登ること30分弱で、漸く岳山の山頂にある「石造観音三尊像」に到着(11:28)。昼食のカップ麺とパン等で腹ごしらえして、記念写真も撮り30分弱の休憩。三尊像岩屋の裏側も考慮すれば10数名での昼食場所として問題ないと勝手に判断する。
前回よりきつめに感じながら登ったが、高島駅から2時間で前回と変わらず、5か月前で記憶が薄れているだけかもと気を取り直し歩き出す。スミレの花咲く尾根道を、短めの下り登り3回繰り返して565mピークに到達。前回はここが岳山頂上と思っていたが標識もなく、誤解だったと思い至る。目の前には鳥越峰が聳え、右端にオーム岩も確認できる。坂を下り、峠の「鳥越」を超え、イチリンソウや名前を思い出せない野花を見て気を紛らしながら登ること20分弱でオーム岩に到着。絶壁の岩の上から琵琶湖や周りの眺望を楽しむ(Ⅿ松さんなら卒倒しそうと、前回同様に思った眺め)。周りの森にはコブシの花があちこちに咲いている。
オーム岩から10分で「見張山ー岩阿沙利山」の分岐となる鳥越峰(702m)に着く。鳥越峰の頂上が他にあるのかと岩阿沙利山方面に50mほど行くがそれらしきピークはなく、引き返して見張山を目指す。
5分程で2枚の反射板が向い合っている電波塔(?)が現れ、馬酔木が多い山道の倒木を潜ったり跨いだり迂回したりしながら30分弱で大きな「鉄砲岩」に到着。
さらに「寒風」の標識を経て30分で、「ろくは石」に着く。《ろくは48》等と訳の分からぬことを考えることもなく、写真に収める。
倒木を潜ったり跨いだり迂回しながら20分ほど歩くと漸く見張山に到着。「見張山」にある2等三角点(517,3m)をタッチして暫し休憩。想定していた以上に倒木が多く(大小合わせて20カ所以上はあったかも)、余分な体力を消耗して疲れが溜まる。短い脚を無理して伸ばし攣りそうになって冷や汗をかいた場所もあった。
10分ほどで鵜川方面にある長法寺分岐に着き、近くの高圧鉄塔から鵜川集落と琵琶湖を見下ろす。長法寺跡に行くのは止めて分岐に戻り、「馬の足形」と言う大岩を過ぎ10分で打下(うちおろし)城跡分岐に到着。本番では誰も行かないだろう城跡まで行き、樹木で覆われ展望の悪い中主郭と言う場所にある案内板を撮影して分岐まで戻る。
暫く下ると砂防ダムから流れる滝が見える。沢沿いの急坂、場所によっては30cmほどの狭い道幅の道を20分ほど下るとダム面に絵が描かれている「山王谷荒廃砂防ダム」に着く。対岸には今日初めての満開の桜を見ることができ少し感動。沢沿いの道をさらに下ると野獣除けの番線フェンスがあり、チェーンを外して沢沿いの細い道を下ると左側に日吉神社が現れる。
日吉神社の手水舎で手を清めて階段下の賽銭箱付の小さな拝殿で安全登山のお礼をとも思ったが、気を取り直して200mほど階段を登り、本殿を参拝(オーム岩で拾った10円含めて20円で安全登山を感謝)。草刈り機で除草する人に遭遇。階段下にあるトイレで用を足し顔を洗ってすっきりした気分となる。
日吉神社下の住宅を抜けて近江高島駅の駐車場に到着。お疲れ様でした。振り返ると朝予想した通りの正面の山が下山道だったことが分かった。歩きぬいた喜びを冷たいビールで祝したい気持ちだが、駅前のローソンでレモン炭酸水を買い喉を潤して家路についた。
YAMAP記録では、時間(6:24)、休憩(1:14)、距離(11.3km)。遠雷のような爆発音が時折、聞こえる程度で静かな山道だった。総じて結構きつい山道だったけど、気晴らしができて幸せ気分。これで歩こう会活動の再開に向けた準備万端。コロナウィルスをやっつけよう!!
(書き置けば思い出し易くなると、暇に任せて長々だらだらの記録作成。2020年4月18日)