DEATH TRANCE

DEATH TRANCE　デス・トランス

いや～、惜しい。惜し過ぎる。
個人的には楽しめたけど、だから良かったとは言えなくて、複雑な印象を最後に持ってしまいました。

世界観や雰囲気はいいんですよね。

じゃぁ、何があかんかってんって考えると、アクションにメリハリがない、アクションが軽い、役者の演技も軽い、っていう部分かな。

世界観や雰囲気の重さに対して、軽いアクション、軽い演技っていうのを絡めて、もっと混沌とした空気っていうのを出したかったのかもしれないけど、展開の拙さも含めて効果的に作用しなかったように思えましたね。

色々な要素をぶち込んでみたんやと思うけど、それがちゃんと混ざり合わなかった感じかな。まぁ、失敗の成果を楽しんでよっていうスタンスだったのかもしれないけど、当事者以外がそれを楽しむのはちょっと難しいと思う。余程、波長が合わないとね。もしかしたら、こうい映画を作っている制作側の人達は波長が合う人が多くて楽しめるのかもしれない。でもね、商業的なものなんやから、一般的、或いはターゲット層の感覚も持っていないといけないからね。そういう感覚で見てもらったら、ズレっていうのがわかると思う。っていうか何様なんだよ、俺は。

アクションは頑張っているのはわかるけど、アクション品評会とちゃうねんから、もっと物語に絡めて見せて欲しかったのが正直なところです。ま、アクション品評会でいいんだよっていう踏み込みっていうか割り切りも足りなかったけどね。

本当に惜しいんですよね。惜しいっていっても、どこかを直せばっていうのではないんやけど。

役者を変えて、アクションの見せ方を研究して、物語の構成をもう少しなんとかすれば、ごっつ面白くなると思う。って、それはこの映画そのものを否定してるやん。あらら。

剣太郎セガールを久々に見たけど、演技はうーんでしたね。父親譲りなんやろうか。黙っていればええ感じかも。それは主演の坂口拓さんにも言えることやけど。この二人の台詞回しがもう少し上手いだけでも、結構印象は違ったかもしれない。

あ、この映画ってアフレコ？それとも同録やけど、後でトラックを合わせたんかな？微妙に口の動きと台詞がズレてて、そこに意識が集中しちゃったよ。

お好み焼き三昧 所詮広島風って言われるで

年末に友人と岡山、広島と攻めてきたわけですが、僕自身のメインイベントっていうか、最大にして唯一の目的は、この広島風お好み焼きを食すことでありました。

店の名前は「麗ちゃん」というようです。何度も食べましたよ。大阪在住なのに。お好み焼きの町大阪から態々ね。

それほど美味しかったわけですよ。

大阪人にとって広島風お好み焼きってあんまし身近にあるもんじゃないし、お好み焼きが生活にどっぷりと染み込んでいるので、あれってお好み焼きなの？っていう感覚が邪魔して、素直に広島風お好み焼きと対峙出来ていないような感じになっていて、そのせいかなかなか本来の味のものを食す機会がないけど、それなら機会を作って食べちゃえっていうのが、一番最初に食べに行った動機のような気がします。

今回食べたのは2年か3年振りで、本当に楽しみにしておりました。

JR広島駅ビル（アッセというみたい）の二階にあって、場所も良いのかいつもほぼ満員状態。空いているなって思っても直ぐに満員。

この店のメニューは、大まかにうどん・そばが入っているものか入っていないもの、鉄板焼き、って感じで、その中で、豚・卵・エビが一番、とかで入っている具によって番号が振られていて、その番号で注文するようになってます。

今回頼んだのは、豚・卵・生イカ、そしてそばです。生イカの部分をカキにしようか迷ったのですが、ちょっと体調が悪い時にカキを食べるのもどうかと思って（つ～か、広島風お好み焼き自体あかんような気がするけど気にしない）、生イカにしました。

え～、書いている内容から、褒めるような内容じゃないなって気付いた方、偉い。その通りです。

いやね、今回は偶々席が空いていて直ぐに座れたわけですよ。後一分遅かったら並ばないといけなかったんですけどね。まじでそんなタイミングでした。後からお客さんがたくさんきて、最大10人ちょっと並んでたんとちゃうかなぁ。それも途切れることなく。食事時じゃないのに。年末とはいえ凄いですよ。

で、店の入り口にでっかくメニューが書いてあったんで、そこで何にしようか決めようとしてたんですよ。時間にして三秒程度。ほんだら、店員のおばちゃんが、いやおばはんやね、そのおばはんがメニューはこっちやって言って座らそうとすんのね。お前、店員やねんし、入り口にメニューがあることも、客がそれを見てるのもわかるやろ。

何分も悩んでたら言うてもええけど。たった数秒、三秒あったかどうかや。それで全部のメニュー見て、決めようとしてたんや。そっちの方がでかくてよく見えたし、座らされたのはそのメニューのある入り口のところやんけ。注文はそれくらい待ってくれてもええやろ。それとも何か、店に来る前に決めとけっちゅーんか？広島県人ならそれも言えるやろうけど、こっちは遠路はるばる大阪から来とるっちゅーねん。メニューも憶えてないねん。悪かったな。

この店員のおばはんにムカツキながら、色々店を見ていたんですが、まぁおばはんは誰に対してもなんか上から見下したような態度で接してましたね。こういう店員をのさばらしている段階で、味に対して不安になってきました。ああ、流行り過ぎて驕ってるんとちゃうかって。

10分程度待って、あれ、注文を秒速で頼まなあかんねんやったら、そっちも秒速で持って来いや、っていう怒りが今になって湧き出て来たでござるよ。

まぁ、なんだその、10分程度待って出て来たわけですよ。ちょっと見た目で不安が。そばが団子になっちゃってるよ。以前も少し団子状態な部分はあったけど、今回はそれが多くないかな、と。

美味かったら別に団子状態でもええわけやけど、なんかそばがちゃんと水とかでゆすいで戻されずに、そのまま焼かれたみたいになってて、味がちゃんと付いてないっぽい。

これが初めて広島風お好み焼きを食べたっていうんなら、こういうもんかなって思うけど、もう何度もこの店で食したことがあったので、どうしても以前の味を思い浮かべてしまうし、それを求めて食べに来るんやし。

ああ、やっぱし驕りなんやろなぁ、と。

今回が忙しくて偶々やっただけかもしれんし。偶々僕が外れを引いただけかもしれない。っていうか友人も同じ意見やったんで、僕だけ外れを引いたわけじゃないね。

そう頻繁に食べに来ることが出来ない場所なんで、元々こういう感じで、過去を美化し過ぎた結果、そういう風に感じてしまったのかもしれないけど。

なんかね、食べ終わった後、ごっつ切なかったよ。

今回のこの程度の味が常態化してるんやったら、もう態々大阪から出向くことはないね。なんか駅前にもお好み焼き村みたいなもんが出来てるようやし。

期待してた分だけね、それに今までも期待に応えていてくれてた分だけ、なんか反動が凄いんですよ。まぁ、何年後か、もう一度行くかもしれないけど、メインイベントにはならへんやろなぁ。

なんか年末から暗いことばっかしで、ちょっと落ち込み気味です。ぐっすん。

ラーメン三昧 博多の味は博多に求めるべきなり

年末も押し迫った大晦日イブの夜、車で国道二号線を走っていると「しぇからしか」の看板が。こんなところに「しぇからしか」が出来たのかぁと思っていると、晩ご飯を食べていなかったこともあって、急にお腹から脳髄を通り、食べろ指令が発せられました。

一応病気療養中で、脂質が高い食べ物は食べたらあかん（ってわけじゃないけど、控えろなんやけどね）ねんけど、最近脂質が高いものは食べてなかったし、たまにはええやろ、これもリハビリの一環やと、自分に暗示を掛けて、食してみました。

「しぇからしか」と言えば、個人的には阪急仁川駅前の店です。初めて食べたのはもう7、8年前やけど、JR京都駅横の「新福菜館」本店と並んで、一番美味いと思ったラーメンでした。

最近はこの二店で食べることはめっきりなくなりました。「新福菜館」は味が落ちて（自分はそう思いましたよ）しまっていて、食べに行く動機すらなくなり、「しぇからしか」の仁川の店は、昔はよく閉まっていることがあって、それで足が遠のきました。二店共、家から遠いのもあるけどね。

そういうことで、久々の「しぇからしか」のラーメンですが、単なる店の名前が一緒なだけやったらどうしよう、チェーン展開の暖簾分け程度やったらどうしよう、得正的展開（店に裁量が任せられる）とかやったらどうしよう、とかね。こういう風に思ってしまうのはは、ごっつ久々なので仁川で食べた味を求め過ぎていたっていうのもあるんですけどね。

食べてみないと始まらないし、お腹はグーグー唸っているので、取り敢えずチャーシューメンを頼んでみました。食べてみて、不安は消し飛びました。美味いです。

でも、仁川で食べた味じゃなかった。いやいや、同じ味だったのかもしれません。僕の記憶の中で、仁川で食べた味が美化されてしまっているのかもしれません。でも違う味と思ってしまうことは、僕にとっての事実でした。

僕が食べた店は、ネットで調べるとどうやら仁川の「しぇからしか」の東灘店のようです。どういう展開をしているのかは不明でしたけど。

東灘店が「しぇからしか」という店名でなかったら、もっと素直に美味しさに感動出来たのかもしれませんが、どうしてもあの仁川の味と比べてしまうのです。僕の中ではそこまでではなかったな、という感想しか持てませんでした。

まぁ、「しぇからしか」という店名でなければ入ってなかったんでしょうけれども。

店によって独自の味を展開するのは悪いわけじゃないけど、客としての立場で言えば、同じ店名なら同じ味を期待してしまうっていうのは当然だとは思うし。難しいよね。

なんか文句ばっかし書いてるけど、普通に美味しいですよ。近所にあったら通うレベルです。知り合いとかに美味しいラーメンの店ないかって聞かれたら、普通に推薦出来るレベルです。

なんか文章がおかしいような気がするけど、そこは気合いじゃ～。

よくあるパターンのブログの年末年始ネタで始めます。

病気療養中の身でありながら遠出をやってしまったせいか、大晦日やっつーのに熱が38度5分も出てしまい、更に酷い下痢もプラスされるという、まるで2006年の恨み辛みが一手に襲ってきたような年末でした。

そしてそして、楽しみにしていたダイナマイト（格闘技イベント）の放映も滅茶苦茶やったし。それはないやろって。過去の映像はええけど、もっと展開の仕方を考えるべきやったと思う。裏番組っつーか、紅白歌合戦への視聴率対策もあるんやろうけどさ、あまりにも下手過ぎる番組構成だったと思う。

それが原因かどうかわからへんねんけど、折角収まってきていた熱が再度暴走。2007年に切り替わる瞬間もその状態は変わらず。っていうことは2007年も右斜め方向に進んでいくのだろうか。

と年始早々ネガティブな気分にさせてくれる状態を有難う、神様。お陰で正月の予定がキャンセルになってしまって、ずっと家に居る状態でしたよ、この野郎。

あ。引きこもりなんで、元々外出予定はなかったのでした。ちゃんちゃん。

と落ちを付けて気を紛らわせたいスタートです。

そればっかりではなんなんで、今年の抱負を。

早く人間になりたい。

ち、違った。

早く真人間になりたい。

これだ。

人生適当も飽きたので、人生真剣にキャッチフレーズを変えよう。

……。

めんどくさいので速攻中止。

もう適当でええやん。

やっぱ人生適当が一番なりよ。