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「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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ヴァンパイア X

2007年01月07日 15時27分29秒 | 映画・DVD・テレビ番組
「ヴァンパイア X」 VAMPIRE ASSASIN

太ったおっさんのアクション発表会。俺ってこんなに動けるんだぜ。っていうのを提示しているだけのものです。端的に言うと。

海外のテレビドラマのパイロット版(第一話)を、滅茶苦茶端折ったって感じで、結構途中の話が飛んでいますが、それでも筋がわかるっていうのが凄いのか、元々無駄な話だったというのだろうか。

ライブ感を大事にするプロデューサーや脚本家の作った某平成ライダーシリーズを繋げて連続して見ると、こういう感じになるのかなって思いました。

つか、見てるのごっつ苦痛やった。最後まで見た僕を誰か褒めてくれって感じ。上にも書いたように、途中を端折っている部分が多く見受けられるんやけど、完全版なんて見せられた日には、苦痛を通り越して拷問になりかねない出来のものです。

ああ、映画とか、作品とか、そういう単語を使いたくないです、これには。

自主制作映画で、内輪受け、関係者だけに向けてだけ作られたものでも、見せられた関係者は苦笑するしかないやろってレベルのものです。

はっきり言いましょう。見る必要ありません。余程マゾか、吸血鬼関係のものは何でも見ないといけないっていう使命を帯びているか、っていう人でも、余程の覚悟がないと見るのは危険だし、辛いし、苦痛の連続です。

物語は、昔吸血鬼ハンターのおっさんが、吸血鬼を倒し過ぎて自分が吸血鬼の力を欲するようになってしまって吸血鬼化。時は現代になり、刑事の太っちょおっさんが吸血鬼の関与していた事件に巻き込まれ、自分も吸血鬼ハンターとなり、元吸血鬼ハンターのおっさんを倒すけど、そのおっさんに咬まれたのが原因で自分も吸血鬼になり、俺は吸血鬼を倒すぞ~、ヴァンパイアアサシン(吸血鬼暗殺者?これが原題っぽい)になるぞ~、って宣言するっていうものです。

裏切りがあったり、外の吸血鬼ハンターグループと無意味な闘争があったり、師匠の師匠が元吸血鬼ハンターの吸血鬼のおっさんやったっていう、どうでもいいネタバレがあったり。刑事の太っちょおっさんが何故かずっと殺されなかったり。

まぁ、兎に角、見るな。この一言でokだよね。資源の無駄だよ、こんなの。

あ、刑事の太っちょおっさんが監督して脚本も書いてプロデュースもしてるっぽい。自作自演。

始まって数秒で、痛いもんやわ、これは、って感じたんやけどね。最後まで見たのは本当に苦行でした。もうこんな思いは味わいたくない。

デビルマン(最近の映画版ね)の方が遥かにマシ。

つか、この制作費を僕にくれたら、「演歌 of the dead」をマジで作るのになぁ。