木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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本気でやる

2008年08月19日 | デザインのコツ・ツボ
<1964東京オリンピック/写真:早崎治×デザイン:亀倉雄策>


◆本気でやる
274:【デザインのコツ・デザインのツボ 100連発!】第74発 商品企画


 こんにちは!
 「工業デザイン相談室」木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。

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本気は凄い

 北京オリンピック、盛り上がっていますね。

 普段はそんなにスポーツ番組を見るほうではないのですが、特に水泳や陸上など結果が明白で、数分で決着がついてしまうスポーツを見始めると、眼が離せなくなってしまいます。

 自分の子供くらいの若い人たちが、真剣に頑張っている姿は神々しいほどです。

 彼らのどこが神々しいのか。それは、彼らの「本気」を感じるからではないでしょうか?特に男子競泳の北島康介選手のように、北京までの4年間、1460日の日々の彼の努力の端々をニュースなどで見聞きしてきた日本人には、すなわち、その努力が口だけでない本当の行動力であることを知っているものには、彼の泳ぎに、彼の「本気」を読み取ったはずです。

 本気は凄い。


私は本気だ。だが、本気をどう伝えるか?

 実は、私も本気です。このブログを始めた2年半前から、本気で中小企業の工業デザインコンサルタントになりたいと思い続けています。

 私の本気は、皆さんに伝わっているのでしょうか?

 私は伝わっていると思っています。


 ブログを2年半、毎週更新し続けた結果は、以下の通りです。


 1)「デザインにひそむ<美しさ>の法則」をソフトバンク新書から出版することができました。

 2)「売れる商品デザインの法則」を日本能率協会マネジメントから出版することができました。

 3)財団法人東京都中小企業振興公社「売れる製品開発道場」の師範を3年連続させていただいております。

 4)専門学校桑沢デザイン研究所の非常勤講師として、年間三つの授業を担当させていただいております。

 5)ワールドフォトプレス隔月刊のムック「デザインがわかる」に連載させていただいています。

 6)東京都神奈川県大阪府主催のデザイン啓発セミナー講師を依頼されました。


 すべて、このブログのメールから始まりました。

 出版社の編集者も、デザイン学校の担当者も、行政の中小企業支援の担当者も、皆さん、このブログに木全の本気を読み取ってくださったから、声を掛けてくれたのだと、私は考えています。

 残念ながら、デザインコンサルタントのお仕事は、このブログから直接仕事に結びついたことはありませんが、上記のセミナーやデザイン道場を通していくつも実務に結びついています。

 ブログを2年半、毎週更新することなど大したことではないと思われている方も多いかもしれません。

 でも、たった2年半、本気で毎週ブログを更新するだけで、これだけのことが起きます。

 私でもできました。皆さんにも、必ずできます。。。。本気にさえなれば。


みんなは本気か?ちゃんと伝えているか?

 実は1年前に製品開発の基本作業(1)と、製品開発の基本作業(2)という記事を書きました。

 そのとき、製品開発には、とことん、いろいろなアイデアを出して、頭から血が出るほど考えつくさなければ、成功しない。とことん、いろいろなアイデアを出せば、失敗も少なくなるはずだ、というような話をしました。

 当時、上記の記事を我ながら、まだるっこしい書き方だなあ、と思いながら書いていました。

 結局は、「本気かどうか」なのだと思います。

 中小企業の方は、図面ができた以降の現場においては、確かに本気で仕事をしています。それは、私の少ない経験だけでも、ひしひしと感じています。

 しかし、製品企画や販売計画の段階では、どう見ても、本気で考えていない。図面のようにどこかからの指示が来るのを待っている、という感じです。

 では、本気かどうか?それは、どこでわかるのでしょう?

 それは、行動力だけです。口先で偉そうなことばかり言う人間を誰も信用しません。本気は黙って行動することでしか表せません。


 では、製品企画や販売計画の段階でできる「本気の行動」とは、なんでしょうか?

 それは、「頭から血が出るほど、いろいろなアイデアを考えつくす」こと以外に、ありません。

 「新しい企画を考えるときは、1000のアイデア考えろ。そして、最高のアイデアだけ提案しろ」とソフトバンクの孫正義社長も言っています。

 本気で新しいオリジナル製品を開発したいなら、せめて1000のアイデアは出してください。それしか、本気を示すことはできません。

 1000のアイデアを考えるというような本気の行動力を目にしたとき、人は心を動かし、協力してくれるのです。



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