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日常の出来事

映画「自虐の詩」

2007年12月14日 15時17分19秒 | ビデオ・映画・DVD・本
「自虐の詩」を見た。

『嫌われ松子の一生』でチョー悲惨だけれど,
とても輝いて見え,力強い女性を演じ,涙をそそられた中谷美紀が主演。
「週刊宝石」で連載された業田良家の4コマ漫画が元となっているようです。

4コマ漫画で映画のストーリーが描けるの? と半信半疑でしたが,
うまくストーリーが肉付けされ,大号泣


とにかく脇役がいい!
中学時代の嫌われ者同士の友達が,太ってはいるけれど,
よく見るとベッピンになりそうな顔立ちの女の子熊本さん
教材費も払えず、学校の備品をこっそり持ち帰るような貧乏育ちの熊本さん。
「近くにいても、遠くにいても、あなたのことは忘れない。
 嬉しい時も、悲しい時も、あなたと友達でいる。ずっと友達でいる!…」
と誓い合う二人が,泣かせます。

さらに,大人になって再会するときが,何とも見物です。
とにかく,この友達熊本さんの「強さ」が,
見ている人の心もに,強く何かを訴えたことでしょう。

隣人のおばちゃんにカルーセル麻紀、
幸江(中谷)に一方的に思いを寄せる食堂のマスター
愛人と新婚旅行に行くために銀行強盗を働く幸江の父に西田敏行
その愛人は名取裕子
組長に竜雷太,警察官も面白いし,本当に豪華で上手な脇役。

「ちゃぶ台返し」が有名で,話題になったこの映画。
そこにも,いくつも笑いが込められていますが,
それ以外の部分でも,十分に楽しめました。

気になってるなら,迷わず映画館へGO~!