DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

テルマエ・ロマエ@TOHO CINEMAS市川コルトン

 という訳で昨日は稲荷湯に入って来たので、今日は映画を観る。近所の映画館、風呂上がりではないが自転車で浴びる風が気持ち良い季節。すごいな、公開2週間でそろそろ空くかな、と思っていたのに、空席がほとんどなくてビックリ。そう、ルシウスが次々とテルマエをヒットさせながら自分のアイデアではない、と苦悩するように、私も銭湯マニアでありながら、この映画のヒットが銭湯ブームと関係なく来てるのか、という自問に苦悩する(苦笑)。まあ原作コミックで良さが分からず映画化/テレビドラマ化されてハマッた例は「ライアーゲーム」とかあるから、そもそも個人的に二次元に実感を得られず、映画化されて面白さが分かるのではないかと期待しながらスクリーンを見つめる。
 なるほど、あまりお風呂にこだわらず、古代ローマを舞台にした「リストラされたサラリーマンの再生物語」と考えれば、確かに今の時代に求められた映画なのだと分かる。“癒し”ブームの頃は忙しさで来る疲れを癒すために風呂が注目を浴びたが、今は更に、戦場で傷付いた心と身体を治癒するために風呂が注目されているのかもしれない。とりあえず物語では傾きかかったローマ帝国はルシウス技師の手で回復した。続編ではあのひなびた温泉旅館も再生させて欲しいものだ。
 とはいえ、観に来てる人は大半がまだ社会の荒波を知らない若者ではないか!(苦悩)やはり日本の原風景(三丁目の夕日みたいなやつ)と古代ローマを結び付けるというドラマの着想の大仰でバカバカしいところがウケたのか。そもそも古代ローマという世界史に着想を得た日本映画なんて滅多にない、非常にレアなケースで興味深い。北村さんは今Eテレでイタリア語講座に出演されているが、今度は阿部さんでラテン語講座やったらウケるぞ(笑)。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事