DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

братья карамазовы

 ラジオロシア語講座での「カラマーゾフの兄弟」の読解講義が終わった。亡くなったイリューシャを想い、復活を信じる友情と信仰心が心静かに感動する最終章。ロシア人が、ドストエフスキーが、いかに篤い信仰心を持っていたか分かる。
 ロシアと言う国はあまり幸福な国ではない。北海道よりもはるかに高い緯度に位置し、サンクトペテルブルクなどは冬は白夜になるような寒さ。ソ連時代のような恐怖政治も歴史的にごく最近のこと。そんな国の国民は我々のような平和な国に暮らす人々よりはるかに信仰心が篤い。
 現在のような危機の時代には、このような信仰心を持った人々は強い。人が亡くなって悲しみにくれても、明日はまた強く生きていく平常心がある。ある意味、今読むべき物語の1つではないかと思う。
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