DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

福の湯(国分寺市本多2-15-15)

 本日最後は1/31廃業予定の国分寺市の福の湯へ。現在国分寺市の銭湯は3軒、ここがやめられてしまうと2軒になってしまう。国分寺駅南側は昔東京経済大学に用があって何度か来たが(あと、国分寺遺跡を観にw)、北側は銭湯お遍路以外の目的では降りたことないなあ。北口を真っ直ぐ北上すれば良いのだが、何しろもう9時半を回ってる、14-15分の距離がえらく遠く感じられます。ようやく到着、もう22時近い。コンクリートながら年季の入った渋い面構え。玄関右手に廃業告知の貼り紙、諸般の事情により1/31廃業、昭和32年から55年間の営業お疲れさまでした。入口の木板の足下にビニールテープで男湯と書いてあるのがユニーク。
 中へ。番台の大女将に湯銭とスタンプ帳を。この番台がまた良いデザイン。天井は王道、格天井。吊り電灯、十字型に4本の蛍光灯を使ったアールヌーヴォー式がオシャレ。それにしても、靴下や下着などの売り物のディスプレイにある「エックコーナー」ってどういう意味?乱れ籠もありましたが、もう閉店時間間近で誰も使ってません。体重計は貫匁表示のあるHOKUTOW。
 浴室へ。湯道具はケロリン桶と水色丸座椅子。島カランは1列、カラン数は5・5・5・5。鏡には昔の広告が残ってます、寿司屋さん、工務店さんなど。
 ペンキ絵は早川さんだ、と言うことはここが店仕舞いすると早川さんペンキ絵もまた1つ消えていくと言うことなのか。いかにも早川さんらしい波しぶきの冴えてる作品なのに、残念。女湯にまたがる富士山、麓の濃い青が鮮やかです。サインには「西伊豆 平成十九年九月三日 早川」とあります。ペンキ絵の下には錦鯉のタイル絵、サインは見当たりませんがおそらく章仙。
 浴槽は2槽。左側は浅湯、床バブル。44度くらい。右側深湯も同じくらいの温度。
 湯上がりは明治コーヒー牛乳110円。どうやら女湯は終わったようで、女将さんが清掃のために女湯側に降りて行ってしまった、呼び出して購入。あら、男湯を掃除し始めたのはもう1人の女将さん?しかし、古い銭湯に一見の私(正確には高円寺在住時代に訪問済なので2回目だが)が閉店間際までいるってのもなんだか(笑)。帰りに女将さんが挨拶代わりに「まだ路面凍ってるから気をつけて」と言ってくれた、冬の日にとてもあったかい言葉。
 と言う訳で、昔ながらの銭湯空間で、穏やかで静かな空間が楽しめました。時間は23時間近。さて駅まで戻り、これから国分寺から船橋まで帰らなければならない(汗)。
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